2017年1月29日日曜日

台湾人の日本語


中国と台湾ではこの時期は春節(旧正月)で、長期連休にあわせて金沢にも大勢の観光客が訪れているという。
以下、産経記事から
台湾の蔡英文総統が28日の春節(旧正月)に合わせて英語と日本語で新年のあいさつをツイッターで投稿したところ、中国から「なぜ中国語で書かないのか」と批判の書き込みが相次いだ。これに対し日本や台湾からも反論が投稿され、激論となった。台湾紙、自由時報(電子版)が28日、伝えた。

 蔡氏は大みそかにあたる27日、英語と同時に日本語で「日本の皆様、今年は実のある素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り致します」と書いた。

 中国からは「ごますり」「日本が台湾を侵略したことを忘れたのか」などと批判が殺到。逆に日本からは日台の絆の重要性を訴える投稿が相次ぎ、台湾からも「中国は干渉しないで」といった反発が出て白熱した論争となった。

 蔡氏は、日本語でのツイッター利用者が多いため、日本語でも書いたという。(共同)

蔡英文総統は日本語が堪能と見られる。
歴代大統領の「掟」を破り、トランプ大統領が蔡総統と電話会談して「一つの中国」の殻を破った。日本はアメリカに倣って表向きであるが国交がないことになっている。しかし、民間の交流は盛んに行われているのは承知のとおりである。

丁度20年前、私は台湾に旅行した。台北には大正時代の日本の街並み風景が残っているのには驚いた。自由散策で台北市内を歩き回ったときに道に迷った。地図を見てもさっぱり見当がつかないので、恐る恐る洗車をしていた老人に身振り手振りで道を尋ねた。ところが、「そこを右にまわって100mほど進むとそこに行けますよ」と流暢な日本語が返ってきた。「エーッ何で?」と驚いてありがとうと礼を言ったら「どういたしまして」と返答された。
台北駅
ラッシュアワーで凄いことに
そればかりではない。台湾の東側海岸のほぼ中央部に花蓮という都市がある。ホテルの向かい側に土産物屋があった。
日本語の旗で誘客
40代の店主が日本語で営業していた。聞く、話す、ほぼ満点に近い。「店の奥に母親がいます。日本のことが大好きなんです」というので奥に行った。品のいいおばあちゃんが座っていた。にこにこしながら「ようこそいらっしゃいました」とあいさつ。そして昔の話を語り始めた。純粋な日本語に聞きほれた。「昔は何をされていたんですか」と聞いたら「小学校の先生をしていました」と。
この時はまだ「八田與市」のことを知らなかったので聞くことできず残念に思う。

聞くところによると、台南市の公園に高齢者の集いがあって、その時、参加者全員が日本の軍歌を合唱しているという。本気で「日本に戻りたい」という声があるのだとか。

竹島に上陸した知事がいたり、慰安婦で謝罪を求めたり、数々の反日活動が活発な韓国。
同じ時期に日本の植民地であった両国だが、この違いは一体何だろうと不思議に思う。



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