新聞協会賞を受賞したという写真を偶然に目にした。日本新聞協会は3日、2025年度の新聞協会賞を発表した。北海道新聞社の「『JR貨物脱線事故 破断した腐食レール』のスクープ写真」など計7件が選ばれた。
その写真を見て、唖然とした。国鉄で37年間飯を食った人間として、こんな状態になるまで放置していた管理者に腹が立ち、あいた口がふさがらない。
ある新聞記者が偶然目にしたという。
以下、記事参照
脱線事故の翌朝、11月の冷たい雨の中、現場では破断したレールの付け替え作業が始まっていました。雨具を着込んで、レールが運び出される動線を予測し、断面が目の前を通過するであろう場所から望遠レンズを構え続けました。
レールは撤去しやすいように複数本に切断された後、腰の高さほどにつり上げられ、それを支える作業員の手や体で隠れる厳しい撮影環境でした。「撮るのは難しいかもしれない」。そう思い始めた時、レールがレンズの先を通過し、作業員が持ち手を変える一瞬の間が生まれ、祈るような気持ちで連続してシャッターを切りました。時間にして1秒間。3枚だけが断面を正面から捉えていました。
これから考えられることは、保線という観念がゼロの職場である。昔で言えば保線管理者を捕らえ、市中引き回しの上、張り付け獄門に処せられるケースである。
北海道で網走~札幌~小樽~札幌、札幌~函館間で鉄道に乗ったことがある。もう30年前くらい経過したが、当時は本州と全く変わらない走行状態だった。
それ以降、北海道では次々と鉄道が廃線になって行った。しかし、営業線であれば、本州も北海道も地域に関係なく万全な保線体制が維持されるべきでると思うが。
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