2024年7月24日水曜日

石動山ユリが満開

石動山ユリ 大輪咲き誇る というニュースがあった。石動山という場所はだいたい見当できるが、行ったことはない。この山には歴史がある。
山の歴史は古く、白山を開いた泰澄大師が登り、寺名を天平勝宝寺と改めた。戦乱に巻き込まれることが多く、その争乱を素材にして村上元三が『能登野干物語』と『流雲の賦』を著しているとか。

満開の石動山ユリ
山頂一帯は能登半島一のブナ林に覆われ、その中に伊須流岐比古神社の本殿と拝殿、少し離れた所に宿坊の旧観坊がある。現在遺跡発掘調査が進められており、五重塔や坊院とその庭園跡などが姿を現している。聞くところによれば、ここはかつて修行道場として3千人が毎日修行に励んでいたという。一度は行って見たいと思ってはいるが実現はしないだろう。

「石動山」の資料館前の斜面で、町花の石動山ユリが咲き誇っているという。見頃は1週間ほど続く。
 香りが強く、最大直径約20~25センチになる白い花に黄金色の筋と赤い斑点が付いているのが特徴。奈良時代の天平年間に、現在の新潟県から持ち込まれたヤマユリがが自生したとされる。乱獲やイノシシ被害で激減した時期もあったが、地元住民の保全活動で、近年は着実に定着している。

資料館前では、30本近くが大輪の花を咲かせている。保全活動に取り組む一人の袋井静雄さん(74)によると、10年前までは2、3本ほどしか咲いていなかったという。袋井さんは「大切にめでて、少しずつ増やした花。今年もきれいに咲いたので見に来てほしい」と話している。

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