2013年9月5日木曜日

新幹線計画業務(その4)ルート最終決定

測量実習が終わり線路選定に必要な調査事項の整理に入った。
各ルートの概算工事費、支障物件の有無、移転補償額の算定、地域住民の要望等を踏まえ本社建設局と調整を行った結果、中案ルートとすることが決定した。
ルート比較案
線路選定作業が終了し、外注測量業務、地質調査業務が矢継ぎ早に発注された。
その成果物に基づいて、詳細設計に順次着手した。
主要構造物の位置図
線路縦断概略図
高架橋標準断面図
10月下旬、同級生夫婦と一緒に宮島観光に行った。ロープウエーに乗る際、女房が体調がおかしいと訴えた。翌日鉄道病院で診てもらったところ「おめでた」と告げられた。
ところが日を重ねるのに従い嘔吐が激しく、食欲不振で体力が低下したので入院することになった。3週間ほど入院したある日、医師から胎児の鼓動がなくなったので処置しなければならないと宣告された。
御用納めの翌日、能登の実家に帰って正月を迎えることにした。
当時は列車の指定券を確保するのに長い行列に並んだ。そして、超満員の列車に揺られて広島から宇出津まで13時間も要した。
昭和45年の新年を迎え、多忙の日々が続くことになった。が、課の旅行会を企画せよと指示され、松江、出雲方面に決定した。
松江城で
宴会
出雲大社で
出雲大社境内で
職員が増強されて工事局庁舎が増築された。これに伴い、線増2課から線増3課に分離した。
職員も岐阜、大阪、下関から補充され、工事着工を急ぐことになった。担当係長も岐阜から赴任してきた人に変わった。

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