2020年5月13日水曜日

ダビンチ術後24ヶ月検診異常なし

昨日は医科大11時予約の腎ガン術後24ヶ月検診だった。検診は手術後から3ヶ月毎に受診しており、昨日は満2年経過の検診となった。毎回、血液と尿の検査のほか、6ヶ月毎にはCT検査が加わる。コロナ禍で病院入り口は1カ所のみとなっており、手の消毒をしてから体温の聞き取り調査があって、異常が認められなければ受付へと誘導された。

採血所はいつもは30分待ちが普通だが、昨日は5分くらいで採血できた。次はCT検査のため受付後に検査室の前の廊下で待ち合わせとなる。これも前回よりも早く検査室に入った。検査が終わって泌尿器科受付したのが11時17分。ここまでは超スピーディに運んだ。だが、ここからが長い。特にCT検査がある場合は画像処理が済み、放射線科医師がデータ分析して担当医に送付されるまでに時間がかかるため、4時間ほどかかるのが普通なのだ。

担当医は医科大の理事クラスで火曜日が受診日に指定されている。そんなことから患者が異様に多いこともあって待ち時間が長いという事情もある。
診察室前の受診案内板に自分の受診番号が表示されたのは何と3時過ぎだった。それまで病院内の喫茶店でコーヒーを飲んだり、散歩に出かけたりしたが、4時間は余りにも退屈だった。入室表示で診察室に入り、先ずベッドに横たわり触診。「腹の傷はすっかり無くなりましたね」と。次に画像の説明をしながら、「他の臓器に転移は認められませんでした」と話され一安心した。



ダビンチは現在「泌尿器科」での利用と実績が最も多い。その理由は泌尿器科の手術は骨盤の奥にある膀胱や前立腺など、極めて狭い領域での手術になることが関係している。アームの先に関節があって曲げられるため自由度が高く、更には3Dで立体視できるカメラシステム、手ぶれ防止機構など、さまざまな最新技術を使って大きな成果が得られることが、数々の実績で証明されてきたと言える。

操作コクピット
これを受けて、日本でも早期からロボット支援手術が前立腺ガンや腎ガンなどでは保険が適用されてきた。患者の費用負担が少ないことも「泌尿器科」での実績が多いことの一因になっている。
患者にとってのロボット支援手術のメリットは、「腹腔鏡手術」は一般に出血量も少なく「低侵襲」で早い社会復帰が見込めるため、患者にとってメリットは大きい。
一方で、保険の適用がある泌尿器科の前立腺悪性腫瘍手術などにおいては、医師の手による手術とロボットを使った手術の費用が変わらないため、今ではロボット使用が症例数が急増していて、ロボット支援手術が可能な病院が患者に選ばれる、という傾向にあると言う。

手術は従来の開腹手術かロボットかどちらにしますかと問われ、素人には全く判断できないので詳しく説明してくださいとお願いしたのが2年前だった。麻酔注射だけが痛かったがそれ以降、全く痛みという苦痛は味わったことがない。ダビンチ様様である。
自分は本当にガンだったのかと不思議な気持ちで、健康に過ごせる今日に感謝である。


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