2020年5月12日火曜日

80歳の電車ごっこ


何事も自粛、自粛の今日この頃である。外出できない高齢者の体力が急激に衰え、寝たきりになる高齢者が増えるのだという。
韓国では世界に冠たる防疫国家だと文大統領が誇らしげに演説した2,3日後に、再び70人を超える感染者が出た。気を緩めると元の木阿弥に戻ってしまうから怖い。

あさって14日に緊急事態宣言の取り扱いをどうするか発表するという。利害のせめぎ合いとなる。
そんな中、80歳の社長が自宅の庭に自作した電車に乗って楽しんでいる写真があった。
記事のタイトルは
庭に走る自作の電車 童心に帰る80歳 「車窓」から満開の芝桜
毎日新聞 自作の小型電車と阿部博行さん=新潟県魚沼市今泉で2020年4月27日午後4時22分、板鼻幸雄撮
芝桜やチューリップの花が満開の自宅の庭で、自作の小型電車を走らせている人がいる。新潟県魚沼市今泉、電子回路の設計・製作会社社長、阿部博行さん(80)だ。例年、車庫の中で春を待っているが、今年は少雪のため早々に走り出した。

阿部さんは東京都内で生まれ、両親が魚沼市出身という縁もあり、1991年に現在の場所に引っ越して家を建てた。その翌年「子供のころから憧れていた」という長年の夢をかなえるため、約500平方メートルの庭の整備を始めた。下地を頑丈に固めて線路を敷いていき、現在では1周約66メートル、引き込み線を加えると約80メートルになる。途中の踏切では電車が通る時、センサーで警告音も鳴らしている。

木製の車体は長さ1.5メートルで大人3人が乗れる丈夫なもの。車体内部に取り付けたバッテリーで車輪を回して走り、制御回路で速度や前進・後進を切り替える。阿部さんは「訪ねて来た友人たちが、電車が走ると楽しそうに童心に帰っていた。子供たちは電車を見た瞬間、目を輝かせる。大きさは違っても、乗り物は多くの人をひきつける魅力を持っていると思う」と話した。【板鼻幸雄】

至って神妙な顔つきで電車にまたがっておられるが、夢が実現してさぞ満足なのだろう。
本業は電子回路の設計製作だというが、社業の大半は若い人に任せて電車製作に没頭されたと推定する。信号機なんかは本物と変わりが無い性能なのだろう。
それに芝桜が見事ではないか。素晴らしい趣味に拍手喝采である。



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