2020年5月11日月曜日

眼下に広がる大パノラマ

確か昭和33年5月だったか、高校に入学して間もない頃に遠足があった。高校から三小牛山を通って内川の手前の平栗という集落を過ぎ、細くてかなり険しい山道を2時間くらい歩いた。かなり疲れてようやく大池に到着した。山の頂上付近だという位置関係なのだが、名前の通りかなり大きな池なのだ。

火口ではなくため池だという
登山は鶴来地内からが良いのだが
地図では車でドライブできる道路が示されている。当時は車なんちゅうもんは夢にも考えられなかった。
で、この池からほんの少し歩けば倉ケ嶽頂上に至る。

標高565mしかないのだが、登山気分は十分満喫できる山だった。

眺望絶佳、加賀平野のパノラマがパッと広がる
遠足だったからこの登山に満足したのだろうか。車で行けばパノラマを見ても感動は薄いかも知れない。下山は鶴来地内に向かい、北鉄電車日御子駅で乗車して野町まで。
この倉ケ嶽の背中合わせの位置に獅子吼高原がある。リフトに乗って頂上付近まで行くのだが、ここからの眺望も感動ものだった。

スキー場だったというが今は閉鎖となった
やってみたいなぁ
ここに行ったのは何年かは忘れてしまった。しかし、ここに来て加賀平野の眺望を見たとき、倉ケ嶽遠足を思い出したものだった。時の流れの速さを痛感するのだが、「時間よ、止まれ」である。

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