2025年7月4日金曜日

能登島のイルカは七尾湾を「ついの棲家」とした

七尾湾にイルカが生息するようになって十年以上過ぎたと思うのだが、そのイルカに2頭の赤ちゃんが誕生したという。
毎日海の様子を観察している能登島在住の坂下さとみさんが撮影した写真が掲載された。

赤ちゃんイルカも泳いでいる

ミナミハンドウイルカの群れが生息する七尾湾で、今年初めてとなる赤ちゃんイルカ2頭が相次いで誕生した。長年イルカウオッチングを手がける「能登島マリンリゾート」(七尾市)代表の坂下さとみさん(64)が船上から撮影に成功。新聞社に写真を寄せた。坂下さんは、自身の被災経験に触れた上で「能登半島地震からの復興はまだまだ時間がかかると思う。それでも、赤ちゃんイルカを励みに頑張っていきたい」とほほ笑んだ。 

6月24日に船を出した際、出産間近の母イルカがいるのを確認。出産前後によく見られる群れの動きの活発化もあった。26日、母イルカと泳ぐ赤ちゃんを陸から見つけ、29日に撮影に成功したという。

イルカウオッチングを手がける坂下さとみさん

野生のイルカがすみ着いている七尾湾で、地元の小学生たちもその様子を間近で観察した。船に乗り込んだ能登島小学校の児童たちの前に姿を見せたのは、七尾湾の野生のイルカたち。学校では、総合的な学習の時間に毎年、島近海のイルカの様子を観察している。


能登島観光協会によると、現在は十数頭が生息していて、地震の影響も特に見られなかったという。全国でも珍しい湾内に生息するイルカを間近に見た児童は、地域の魅力を再認識したようであった。

イルカを常に観察している坂下さんに毎日ご苦労様ですと声をかけたい。
また、地元の小学生が船に乗って観察しているという。元気な姿を見て地震に負けない子に成長していると実感できた。

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