2024年10月31日木曜日

縦横3mの大型ドローンで農園から2分で到着

石川県は30日、能登半島豪雨で被災した石川県珠洲市の農園から収穫した農作物をドローンで搬出する取り組みを公開した。土砂崩れや倒木で道路が寸断されて車両で農園に行けなくなり出荷できない状態となっていた。県の担当者は「今回は緊急的な措置だが、利便性を伝えて活用事例を増やしたい」と強調した。

能登半島北部の山あいに位置する丹保果樹園は、周辺の道路が豪雨で崩れて通れなくなった。収穫したリンゴは農園から軽トラックで運ぶ予定だったが、徒歩で持ち出さざるを得ない状態となった。

丹保果樹園から大型ドローンでリンゴ箱を運んだ

相談を受けた県はKDDI(東京)に要請。同社のドローンにリンゴの入った箱をぶら下げて搬出し、出荷をサポートした。

大型ドローンの物資運搬は今後需要が大きくなるだろう

車で40分→ドローンで2分
使用されたのは縦横およそ3メートルの大型のドローンで、車では40分ほどかかる距離をわずか2分で飛行するという。

運搬したリンゴと大型ドローン

丹保果樹園 丹保正広 園主
「大雨で土砂崩れと道路の崩落で車が全然上がれなくなった。こういう方法があるというのを初めて知って、やってみようかと思いまして頼みました。ありがたく思う。道路の復旧次第でどうなるか分からんのですけども、また活用してみたいと思ったりもしている。」

珠洲市高屋町の丹保果樹園は、先月の豪雨で道路が寸断され、車で行くことが難しいため、県と災害時の連携協定を結ぶ大手通信会社のKDDIがドローンを使っておよそ1.2キロ離れた高屋漁港までりんごを運搬した。

大型ドローンはノルウェー製が世界で活躍している。
これから、このような事例や農魚業用に大いに利用されるようになるだろう。
ドローン恐るべしである。

2024年10月30日水曜日

能登町の粋な計らい

 能登半島地震が発生した後に、実際の被害状況がどうなのか見に行ったことがない。新聞やテレビ、それにyoutubeの投稿で大まかにその被害状況を知る程度である。今日の新聞記事で、能登町の白丸郵便局が震災遺構として保存し活用することにしたということを知った。そこで震災前の白丸郵便局はどのような状況だったのかを知るためにグーグルマップを見てみた。

ところが、マップは今年7月に更新されていたので元の建物の状況を見ることができなかったものの、被災状況がどうなのか知ることができた。

グーグルマップが7月改正された建物の状況
窓の破損は津波によるものと推定できる

記事によると能登町は29日、元日の地震で損壊した同町白丸の白丸郵便局を、津波の脅威を伝える「震災遺構」として保存、活用する方針を決めたという。未曽有の災害の記憶と教訓を次世代に継承して風化を防ぐ狙い。屋内外を見学できるようにするため、来年度以降に建物を改修する。
白丸郵便局は平屋建てで、1994年に改築された。元日は震度6強の揺れに加え、局舎前の海岸から押し寄せた津波で大きく壊れ、現在も業務を休止している。

町によると、土地と建物は所有者である同郵便局の大形格(おかたただす)局長から寄付を受ける。今年度はブルーシートを張るなどして建物を保全し、来年度以降に内部を修繕する。白丸は元日、最大で4・93メートルの津波に見舞われたため、津波の高さを示す看板の設置も検討する。

この郵便局は特定郵便局で、個人資産になっているため、所有者から寄付を受けるという。
能登町の粋な計らいである。

2024年10月29日火曜日

重い荷物をしょって崖でも上る人

毎日が日曜日の身にとって、テレビを見る時間が大きい。
今日の大谷の野球実況もそうだが、ほかにも目が離せない番組が多くある。
火野正平の自転車全国旅のフアンだが、この春に突然リタイヤしてまだ復帰していない。
そのほか、中井精也の鉄旅、六角精児の呑み鉄本線・日本旅等々、結構この手の旅番組は多い。
26日(土)には金沢で全国各地のローカル線の魅力を語る中井精也氏の講演会があったという。
磐越線の取材

東京都出身の鉄道写真家、日本鉄道写真家協会事務局長でもある。
鉄道写真家の中井精也さん(57)による親子講演会「石川県と日本全国の鉄道の魅力」が26日、金沢市石引の県生涯学習センターであった。全国各地を走るローカル線の写真をスクリーンに多く映し、約90人の参加者が旅情気分を味わった。

金沢で講演会

独自の視点で切り取った作品が人気の中井さんは「日本人は鉄道に旅情を感じる繊細な感覚を持っている」と話し、雪の中を走る幻想的なJR飯山線や雨晴海岸を走る氷見線を切り取った一枚など、四季の風景の中にある鉄道の魅力を紹介。のと鉄道や北陸鉄道など石川県内の鉄道も取り上げ「地元に密着するローカル線は貴重。いつまでも残ってほしい」と話した。この人の凄いところは、重い写真機材を担いで急な山を平気で登ることには感心させられる。事前に講演会の発表があれば聞きたかったのになぁ。

2024年10月28日月曜日

町会応援団は無くなった?

昨日の金沢マラソンは好天に恵まれ、大勢の参加者で賑わった。
昨日は久しぶりに応援しようと近くの場所に行ってみた。場所は福久地内の海環と8号線がぶつかる場所へ。
行って見て驚いたのは、両サイドの歩道に応援団がビッシリだったことである。町会ごとの応援団は見られなかったが、個人的な応援団(団ではないか)が多かった。

折り返し点でランナーはUターン

この場所に行った時間帯は12時前後だったから、トップがゴールしてかなり時間が経過していたが、この時間帯が最もランナーが多くなる。

歩道部で応援する人は多かった

がんばれー、もうすぐ折り返し点だよ

さぁ、ゴールを目指して頑張れー!

そういえば、各町内ごとに応援団を結成して指定された場所で応援していたのだが、コロナ禍以降は取りやめたのだろうか。ウチの町内はかなり遠方だったので移動が大変だった。
ま、今回それでも応援の人は多かったのでランナーの皆さんは心強く思われたに違いない。
新聞によれば、ランナーは1万5112人だったという。
特別枠の「能登被災地ランナー」も沿道の声援に後押しされ、力強い足取りでゴールを目指した。今後ますます金沢マラソンが発展することを願うものである。

2024年10月27日日曜日

那谷寺で「紅葉をプロジェクトマッピングやライトアップで彩る」

確かこのブログで門前の総持寺山門にプロジェクトマッピングがあったことを投稿した覚えがある。あの山門の凹凸のある山門が鮮やかに彩られていたことを思い出した。昨日の新聞記事で、なんと那谷寺の風景を彩った見事な写真を見た。展望台から見えるように樹木の葉が彩られていた。

見晴台から見る彩りも素晴らしい 
見晴台そのものも彩り鮮やか

『NAKED夜さんぽ™️』は、ネイキッドが企画・演出・制作を手掛けるナイトウォークイベント。これまでも温泉地や観光地の魅力を夜間に楽しんでいただくシーンを作ってきた。

今回、北陸有数の紅葉の名所である那谷寺での開催が決定。小松市に所在する那谷寺は、日本遺産「石の文化」の構成文化財の1つ。那谷寺の名所・奇岩遊仙境と呼ぶ独特な石の風景が広がる。江戸時代には松尾芭蕉も訪れ、この風景を詠んだ句が『おくのほそ道』にも残されている。那谷寺が重んじる自然への敬意を大切にする「自然智」や自然美を大切に、ライトアップされた夜にしか見ることのできない秋の那谷寺、そして紅葉の美しさを届ける。

コースを一望できる展望台の床には、那谷寺近隣の保育園や小学校などの子ども約200人が色をつけた花が投影される。タンポポ形のオブジェも会場から能登の方向に向かって展望台の床に設置され、息を吹きかけるとわたげが飛び、復興への願いを届けるような演出となっている。

そういえば去年のシニアクラブ旅行会でこの展望台から景色を楽しんだ。

2024年10月26日土曜日

今朝は両腕が痛む

今朝、起きるときに両肩に痛みが走った。昨日、インフルエンザとコロナの予防注射を打ったのが原因。コロナのワクチンはネット等で打たない方がいいという書き込みが多いという。町内のある人も今回はコロナの予防注射はしないという。安全性に不安がある・・・と。

コロナの注射
インフルエンザは若干下部に注射した

クリニックに行く前に、衆院選挙の投票に行ってきたのだが、これまで「不在者投票」と思い込んでいたが、期日前投票ということがわかった。
投票は何らかの事由が必要なのだ。
仕事等の用事がある。
旅行、レジャー等で自分の属する投票区の区域外に出かける。
ただし、どれに該当するかは申告の必要がない。実質条件なしということである。

最寄りの投票所は森本支所。
どういうわけか、昨日は行列ができた。これまで何回か投票したが、昨日は多くの人が投票に来ていた。

輪島市の投票所の広いのに驚いた
森本は非常に狭い
森本投票所は出口と表示されている入り口から入る
配置はこの裏返し状態

狭い投票所に係員や監視人がずらりと並んでいる。

金沢市内では、市役所第1本庁舎、アル・プラザ金沢など12施設に期日前投票所が開設されている。
県内の期日前投票所は車で巡回する移動期日前投票所を含めた計87カ所で、うち49カ所は11日間全てで投票が可能。受け付け時間は最大で午前8時半~午後8時(41カ所)となる。

自民過半数割れという見込みは随分前からささやかれているが、明日の結果は さぁ、如何に?

2024年10月25日金曜日

ドラフト会議で1位指名され今後の活躍が期待される斎藤選手

県内から金沢高校斎藤選手がドラフト1位に指名されたという。正直な話だが、これまで斎藤選手のことは全く知らなかった。小松大谷や航空石川は県予選で優勝や準優勝したのでTV実況を見る機会があったが、金沢高校は実況を見る機会がなかったので、昨日の発表でそんな素晴らしい選手が金沢高校にいたことは知らなかった。今後の大活躍を期待することにしたい。

抱負を語る斎藤大翔選手

プロ野球のドラフト会議で、高校生屈指の守備力で注目されていた金沢高校の齋藤大翔選手が、西武から1位で指名された。
齋藤選手は金沢市出身で、身長1メートル80センチ、体重76キロと恵まれた体格の内野手だ。
24日開かれたプロ野球のドラフト会議で西武から1位で指名された。
抜群の身体能力を生かした守備力で、入学直後から県内屈指の強豪校・金沢高校でレギュラーとして活躍した。

ことし夏の全国高校野球石川大会にはキャプテンとして臨み、ベスト8まで進んだが、優勝した小松大谷高校に準々決勝で敗れた。
高校生活を通じて甲子園出場は果たせなかったが、ことし夏の石川大会にはWBC=ワールド・ベースボール・クラシックで日本を世界一に導いた栗山英樹元監督も視察に訪れるなど、関係者の注目を集めていたという。頑張れー!

2024年10月24日木曜日

ピラミッドのてっぺんに犬が?

あのピラミッドの頂上に犬がうろついていたという。
三角形の頂点に犬がいるなんて考えづらいが、アメリカ人が目撃したという。

信じがたい このてっぺんに犬が

エジプトで日の出の時間帯にピラミッド群の上空を飛行していた米国人パラグライダー、マーシャル・モッシャー氏やその仲間が今週、ピラミッドの頂上で野良犬がうろつく思いがけない光景を目撃した。
モッシャー氏はCNN Travelの取材に、「ピラミッドの頂上で何かが行ったり来たり走り回っているのに気付いた」「マウンテンライオンではないかと思った仲間もいた」と振り返った。

確かに犬がうろついている

パラグライダーたちはすぐに携帯電話を取り出し、人間には立ち入り禁止となっている2番目に高いピラミッド「カフラー王のピラミッド」にズームイン。するとそこにいたのは、高さ136メートルのピラミッドの頂上で鳥を追いかけていると思われる1匹の犬だった。

ピラミッドの頂上と云えば三角形の頂点だが、この写真を見ると意外と平坦な形状をしていることが分かった。しかし、あんなてっぺんまで登ろうとした犬の行動力が凄いではないか。
驚いたなぁ。




2024年10月23日水曜日

今年度末閉校の三谷小児童たちが熱気球を楽しんだ

何度か行ったことのある三谷小学校で熱気球を楽しんだという。
実は娘が教員採用前にこの小学校で3か月ほど臨時教師を務めたことがあった。初めてのことだったので授業をする姿を見に行ったのである。

このグラウンドも懐かしい

年度末で閉校する金沢市三谷小学校のグラウンドで22日、熱気球を楽しむイベント「ふるさと三谷の魅力再発見 気球で大空へ」が開かれた。同校の閉校プロジェクト第2弾として企画。参加者は熱気球に乗り、思い出の詰まった校舎や自然に囲まれた学校周辺の景色を上空から眺めた。
 在校生らの「熱気球に乗ってみたい」との要望に応え、地元住民らでつくる同校の閉校式実行委員会が主催。熱気球愛好家団体「バルーンクラブ蜃気楼(しんきろう)」が協力した。
 この日は午前6時半から、在校生や卒業生、地元住民計約70人が参加し、直径16メートル、高さ24メートルの熱気球に4、5人ずつ乗った。3階建ての校舎の高さまで浮かび、「きれいー」と風景に歓声を上げる人もいた。天気は晴れて風も弱く、熱気球を楽しむコンディションに恵まれた。

俺も乗ってみたいなぁと思った

6年の野村來恋葉(くれは)さん(12)は「学校がとても小さく見えた。閉校する寂しさや中学に行く楽しみなどいろんな気持ちが込み上げてきた」と笑顔だった。
 現在の三谷小は1991年に4校が統合し開校。昨年度までに448人が卒業した。在校生は6年3人、3年2人の計5人。来年度、不動寺小に統合される。閉校プロジェクト第1弾は8月に三谷小の思い出を語り合うイベントがあった。(以上、中日より)

自分の卒業した小学校も移転したので跡地には立ち寄ったこともない。
だが、もう70年も前の思い出だが、いろいろな出来事は忘れることはない。

2024年10月22日火曜日

日本を代表する短距離選手の卵が星稜高に

陸上100mの短距離選手として、これから伸びが期待できる選手が金沢にいるという。
星稜高校1年の清水空跳という選手なんだそうだ。男子100メートルの次世代を担う逸材だという。7月に高校1年生の日本歴代1位の記録を打ちたてた。「夢はオリンピック」。
誰よりも負けず嫌いな15歳
両親は陸上選手として活躍した。
一見普通の高校生だが、練習が始まると表情が一変、研ぎ澄まされた集中力で練習に臨む。同級生は
「顔見たらガチやなみたいな、やる男やなみたいな感じになるからすぐ分かる。空跳選手
負けたくないんで。やっぱり勝つとまわりより自分が一番上に立つっていう自分の強さの証明になる。
高校1年歴代最速 “10秒26”


100mでこんな大差で優勝

パリオリンピック代表のサニブラウン選手が10年前に記録した高校1年生の国内記録(10秒45)を0秒19も更新したのだ。
強気な性格の原点は両親に
金沢ですし店を営む父親の正雄さんと母親の絵美さん。
2人はともに陸上の元国体選手。空跳選手には幼いころから「目標に向かって挑戦する楽しさ」を教えてきました。正雄さん
上を目指しとったね、小さいときから。絵美さん
(柱をのぼるとかは)ご褒美をもらうことを目標に頑張っていた。負けず嫌いだったり、目標に向かって全力なのは今も昔も変わらないと思う。
目標は日本の高校生初の9秒台、そして…
両親のもとで体を動かす楽しさを学び成長した空跳選手。
星稜高校陸上部顧問の西野先生は、空跳選手の速さの秘訣は「自分の体を自在に操れる能力」にあると分析します。西野教諭


陸上に関しては賢いし、自分の考えていることを体でできるから、これやってみよっかあれやってみよっかって体で考えて表現できる子だなと思う。
目標は、日本の高校生初の9秒台。そして、その先まで見据えている。空跳選手
オリンピックはやっぱり出場したいです。ああゆうところで走るとどういう感覚になるのか確かめてみたい。
“もっと速く もっと強く”
精神力も大事だと思うし、もっと強ければもっと速ければ世界に行けるっていう気持ちを持って走っていきたい。

大きな目標に向かってこれからが勝負だという。
目指すは日本一早いアスリート。

日本歴代
9.95  2.0 山縣 亮太(セイコー)          2021. 6. 6
9.96  0.5 サニブラウン・A・ハキーム(東レ)     2024. 8. 4
9.98  1.8 桐生 祥秀(東洋大4)           2017. 9. 9
9.98  0.5 小池 祐貴(住友電工)          2019. 7.20
10.00 1.9 伊東 浩司(富士通)           1998.12.13
10.01 2.0 多田 修平(住友電工)          2021. 6. 6
10.02 2.0 朝原 宣治(大阪ガス)          2001. 7.13
10.02 1.1 坂井隆一郎(大阪ガス)          2022. 6.26
10.02 0.0 栁田 大輝(東洋大2)           2023. 7.14
10.03 1.8 末續 慎吾(ミズノ)           2003. 5. 5
10.03 1.0 
ケンブリッジ飛鳥(Nike)         2020. 8.29

空跳君頑張れ!

2024年10月21日月曜日

塩づくりも2度のダメージ、しかし絶対くじけない・・・と

珠洲市のいくつかある塩田のうち、1月の地震に続き、先月の豪雨でも被害が出たため江戸時代から行われてきた「揚浜式」と呼ばれる塩作りが出来なくなったという。

長橋町地内の塩田

珠洲市の長橋町では、江戸時代から「塗浜」と呼ばれる場所に海水をまいて乾燥させる「揚浜式」と呼ばれる方法で塩作りが行われている。

この地域で塩作りを行っている会社の塩田では、元日の地震で「塗浜」にひびが入る被害が出たが、修復が進められ5月から塩作りが再開していた。
ところが、先月の豪雨で「塗浜」に大量の土砂が押し寄せたため、ふたたび塩作りができなくなり、ことしの塩の生産量は例年の10分の1の400キロにとどまった。
また、塩作りの要である「塗浜」は海水を通しにくくするため砂を押し固めて作られていて、重機で土砂を取り除いた後にふたたび固め直す必要があり再建の見通しは立っていないという。

塩田経営の中巳出 理社長

塩作りの会社を経営する中巳出理さん(77)さんは「復興の兆しが見えた矢先の被災だったので、なんのために1度復旧したのか分からない。でも、ここで絶対負けない、挫けない、諦めないという思いで頑張らないと、塩田がなくなってしまうので引き続き頑張っていきたい」と話していた。

何と心強い人だと感心するばかりである。珠洲産の塩は全国的に評判がよい。塩田を再開したオーナーもかなり高齢者だが、元気である。私の友人(金沢在住)も塩田を保有しているという。塩田はないが、薪で煮詰めているという。何でも、薪は空き家がなんぼでもあるので全く不自由しないという。柳田の国民宿舎の売店で聞いた話だが、能登の塩は売れ行きがとてもいいと話していた。
水害にあって石ころが山積する塩田もきっと立ち上がるだろう。

2024年10月20日日曜日

昔の通勤ルートにイノシシが出た

昨日(19日)は時々強く雨が降った日だった。
その午後4時40分ごろ、金沢市幸町の犀川・桜橋近くの河川敷で体長約1メートルのイノシシを付近住民が見つけ、金沢中署に通報したという。
現場は市中心部の住宅密集地で、市はイノシシを見掛けても刺激せず、野菜くずを家庭菜園などに放置しないよう呼び掛けている。

幸町だから川の流れの左側河川敷

このあたりの道路は交通量がかなり多いので、道路を伝って河川敷に入ることは考えられない。上流から河川敷を伝って現れたと考えられる。
ここは長年の通勤ルートだった。

市によると、イノシシは河川敷で目撃された数分後、桜橋そばの新竪消防会館周辺から住宅街に入っていった。市と署員が周辺を見回ったが、痕跡は確認できなかった。幸町で80年以上暮らす川村泰之さん(86)は「この辺でイノシシが出るなんて聞いた事がない。犀川を伝ってきたのか」と不安そうに話した。
さて、イノシシめはどこに隠れたか。

2024年10月19日土曜日

毛虫が葉を食べたのが原因で桜の花が咲いた?

今時、桜の花がかなりの規模で多数咲いているという。
どこかというと、白山市の手取公園だが、それが全国的に珍しい規模で咲いているようだ。
何で咲いたかというと、これまた不思議に思うのだが、「葉を毛虫が食べたから」と、聞いたことがない原因によるという。

季節外れの時季に咲いた桜。左奥はスズメバチの巣だが、17日撤去された=白山市の手取公園サッカー場で

記事(中日)によれば、白山市湊町の手取公園サッカー場の桜並木に季節外れの花が多数咲いている。花のある木は葉がなく、毛虫による食害が要因とみられる。地元の人によると、ここ数年はこの現象が毎年見られるが、今年は花の数が多いという。
 サッカー場は手取川下流の左岸堤防の下にあり、周辺には多くのソメイヨシノとみられる桜の木が植えられている。中でもサッカー場西側の15本ほどには葉がなく、各木に数十個ずつ咲いている。
 季節外れの開花は、ガの外来種「アメリカシロヒトリ」の幼虫が葉を食い荒らした影響とみられる。桜の花芽は夏場に作られ、冬に備えて葉から休眠ホルモンが出されるが、その供給が止まり、秋に適温になり、花が開いた。強風による落葉と併せ、全国各地で時折見られる現象だが、これほどの規模は珍しい。

葉を食い荒らされた影響で桜の花が咲くということを初めて知ることができた。このことを誰かに話してみたい。

2024年10月18日金曜日

自然の脅威

こんなものに巻き込まれたら確実に一巻の終わりとなるだろう。
ハリケーンをとらえた写真だが、迫りくる怪物の写真は命がけで撮ったと思われる。何層にも巻き上げている雲、移動も早いだろう。一刻も早く進路方向を見定めて避難しなければならない。幸い、日本ではこんなものは現れない。

                    距離は2,3百米だろうか

自然は怖いが、そうでもない自然の創作品があった。

何だか変な立木だが、自然の作品にしてはなまめか過ぎる

グーサインのように見えるがこれはナスか?

掘りたてのイモ?
それにしても撮影禁止の代物だ

自然にできたものだろが、人間様よりすばらしい作品には驚くばかり。
ウチの庭木にも何かできないかな・・・

2024年10月17日木曜日

金箔タクシー登場

ナンバーは"777"
世界で1台『幸運の金箔タクシー』金沢で運用開始 箔一とタクシー会社が共同で制作金沢市で15日から、金箔をあしらった観光タクシーの運用が始まったという。
金沢市役所にやってきたのは15日から運用が始まった黄金の観光タクシー。その名も「幸運の金箔タクシー」。タクシーに貼られた金箔は全部でなんと1200枚。ナンバーは7が3つのスリーセブン。世界に1台だけの縁起のいい金箔タクシーなんだとか。観光客に忘れられない思い出を作ってもらおうと冨士タクシーと箔一が共同で制作した。


完成の報告を受け金箔のタクシーに乗り込んだ市長は…
金沢市村山市長:「乗り降り緊張する…」・・・
「このタクシーを通じて金沢が金箔の街だと知っていただけたら」
幸運の金箔タクシーは15日から金沢市内で営業を開始し、乗車した先着200人には特製の食用金箔などがプレゼントされるという。

金箔の会社だが、自分が岐阜市から引っ越ししてきた50年前は、以前住んでいた山王団地の一角にあった。この会社は自宅から2,3軒離れたところにあって、先代社長が会社を興して間もない頃だった。創始者は現在の2台目の社長の母親だった。
その会社が、あれよあれよと大きくなっていった。会社が大きくなって新社屋を建設するというので安原工業団地に移転することになり、工事中の建物が適切に建築工事が実施されているか見て欲しいと懇願された。自分は土木屋で建築屋ではないと断ったが、同じようなもんやと言われ現場を見に行ったことがあった。

そんなことを思い出したニュースだった。

2024年10月16日水曜日

今年も香り漂う金木犀が咲いた

外に出たら金木犀の香りがした。数日前まで暑い暑いといっていたが、気が付けば10月も半ば。もうそんな季節になっていた。
金木犀は、秋にオレンジ色の小花を枝いっぱいに咲かせる常緑高木である。とても強く印象的な芳香が特徴で、香りに気がついて周囲を見渡すと花が咲いていたというくらいです。
葉は楕円形で光沢があり、椿のような厚みと硬さがある。花は直径4~5mm程度と小さく、オレンジ色で4枚の花びらが合着したようなフォルムをしている。

わが家の金木犀

名前にある犀は、動物のサイのことを指す漢字だという。これは、幹をサイの肌に例えたことに由来するとされている。

金木犀が香る時期は、花が咲いている間の1週間程度しかない。香りを楽しめるのは、わずかな期間だけ。金木犀の香りに切なさを感じるという人が多いのは、この儚さゆえかもしれません・・・とあった。

あと数日の香り。その間は金木犀の近くで毎日深呼吸しよう・・・

2024年10月15日火曜日

いいねぇ 自然に溶け込んだお茶会

今朝の中日の記事に目が止まった。
何と竹藪の中で児童がお茶をたてているではないか。
記事のタイトルは「竹林で、一服 金沢の児童ら 茶道と自然楽しむ」とあった。

スギや竹を背景に、お茶を楽しむ子どもら=金沢市福畠町のととのやで

実にいい雰囲気なので、こういうところでお茶を一服いただきたいと思った。

里山の風景 もてなし
風や虫の音 わびさび 子どもたちが里山の竹やササを使って茶空間を作り、体験する「子供de茶人」が13日、金沢市福畠町の農家民宿「ととのや」であった。里山の風景そのものを壁や掛け軸に見立てた大胆な茶会。親子連れ20人余りが参加した。 
 子どもたちにお茶の世界のおもてなしを体験してもらうためにNPO法人「COOL KANAZAWA実行委員会」が催した。
 
そういえば、何年か前に近くの山で会食を楽しんだことがあった。知り合いの人の山で会席場所を作り、ドジョウ養殖している田んぼからドジョウを山に持っていき網の上で焼いて食べた。

竹林を切り開いて会食場を設営

ここでドジョウを焼いた

ところが、金沢市内の山間でクマがでるようになって、特にこんな場所は危険だということで、2回くらいで取りやめてしまった。

今日の記事でこんなことを思い出した。

2024年10月14日月曜日

向かい風だったが10秒56で優勝!

我々年代の者では国民体育大会と呼んでいたのが「国民スポーツ大会」と名称が変更になった。今年の国スポ大会で中3と高1で競う100m走で星稜高1年の清水天跳選手が見事10秒56で優勝したという。
これからが伸びさかりの清水選手の活躍が期待される。

100m決勝ゴール

佐賀県で開かれている国民スポーツ大会で12日、陸上100メートルで星稜高校1年の清水空跳選手が優勝した。
中学3年生と高校1年生が出場する「少年男子B100メートル」。

100m走優勝清水空跳選手

清水選手は、7月に高校1年生の日本記録を更新し、優勝候補として、この大会に臨んだ。
接戦を制した清水選手は、向かい風ながら10秒56の好タイム。
石川県勢としてこの種目25年ぶりの優勝を果たした。
これからの活躍が楽しみ!頑張れ清水選手!

2024年10月13日日曜日

ダブルパンチの支援策が決定

地震と大雨の被害認定だが、行政は地震は地震、大雨は大雨で被害の認定を行っているのだが、1月に地震の被害を受け、9月に大雨の被害とダブルパンチの被害を受けた。被害認定にあたり、地震と大雨の被害はそれぞれで査定することが一般的だが、一体的に取り扱うことになったという。当然といえば当然なのだが・・・

天の仕業 むごい二重の加害

地震と大雨“二重被災”相次ぐ 自治体が被害を一体的に認定へ

能登地方の9月の記録的な大雨ではことし1月の地震に続いて二重に被害を受けた住宅が相次いでいるため、自治体が2つの災害の被害認定を一体的に取り扱い「り災証明書」を発行する運用を始めた。

県による
と9月の記録的な大雨で浸水などの被害を受けた住宅は11日の時点で1300棟余りに上っていて1月の地震に続いて被害を受けたケースが相次いでいる。
自治体は住宅の被害を認定するための調査を行っているが、これまでと同じように地震と大雨を区別して調査をすると被害の実態にあわせた認定ができないという指摘が出ていた。
このため石川県が大雨と地震による住宅の被害認定を一体的に取り扱うことを認める通知を今月、出したことを受けて輪島市や珠洲市などがこの通知にそって公的な支援に必要な「り災証明書」を発行する運用を始めた。

県によると住宅の半壊以上が対象となる県の支援金では地震で一部損壊の被害を受けた住宅がその後の大雨の被害とあわせて半壊以上になっても対象にはならなかったが、今回の運用では支援金を受け取ることができるようになる。
県によると、こうした運用は全国でも例がないということで「被災者がこれまでより手厚い支援を受けられるように市や町が被害認定を行うことができる」としている。

当然のことだが、実は粋な計らいなのだ。このような地震と大雨が間を置かず発生するということは考えられないということを示してる。地震で半壊に至らず、水害で全壊に至った場合は全壊の取り扱いになるので、実態に見合った措置である。

2024年10月12日土曜日

CoCo壱番屋の創業者が能登町出身者だったとは

故郷・能登町へ1000万円 CoCo壱番屋 創業者・宗次さんという記事に目を疑った。あの壱番屋のオーナーが能登町出身者だったとは驚きだった。
記事を読んでいくとエッ!と再び驚いた。生まれてすぐ児童養護施設に入れられたという。
その宗次さんが5年前に、どんなところに生まれたのか行って見たくなったという。そんな記事を読んで宗次さんの人柄に魅力を感じた。

大森凡世町長に目録を手渡す宗次徳二さん

チェーン店「カレーハウスCoCo壱番屋」を展開する壱番屋(一宮市)の創業者で、能登町出身の宗次徳二さん(75)が10日、町に1千万円を寄付した。「人生のスタートを切れた場所。能登半島地震を受け、絶対に何かしたかった」と思いを明かした。

昭和23年に同町宇出津に生まれてすぐ、児童養護施設に預けられた宗次さん。昭和53年、壱番屋1号店を愛知県清須市にオープン、店舗を拡大させた。2002年に経営を退き、07年に名古屋市にクラシック音楽専門の宗次ホールを開いた。
宗次さんは5年前、「どんな所で生まれたんだろう」と、久しぶりに宇出津を訪れた。風光明媚(ふうこうめいび)な「第一の故郷」を歩き回り、立ち寄った食堂も気に入った。ただ地震後に再訪すると、公費解体が進んでいく町並みを目の当たりにした。「災害で人生が、生活が一変してしまう」と実感した。

町役場で寄贈式があり、寄付金1千万円に加え、宗次ホールのスタッフや来場者らが集めた110万円の目録を大森凡世町長に手渡した。「貧困で困窮している方や、子どもさん、お年寄りの方々に使ってほしい」と求め、大森町長は「とても心強い」と応じた。
宗次さんは、「明るい気持ちでこの地で頑張ってほしい」と願い、「今日をスタートに、これからも何か関わっていけたら」と気持ちを新たにしていた。

生まれてすぐ養護施設に入れられ育った宗次さんは、社会人になって大変な努力をされたのだろう。そして生まれて初めて自分の生まれ故郷を70年ぶりに宇出津に訪れられ、震災でどうなっているのか心配されて再訪された。余りの変わりように驚き、寄付したいと思われたのだろう。久しぶりに「いい話」を聞くことができ嬉しい。

2024年10月11日金曜日

日本一早い紅葉というふれ込みにつられて

旅行案内のパンフに日本一早い紅葉という触れ込みにつられ、何年か前に層雲峡のロープウエーに乗って見物に行ったことがあった。
パンフには9月中旬から3週間ほどが見頃となっていた。行った時期は9月20日前後だったと思う。
ところがである。まだほんの少しだけ色づいていただけだったのでがっかりしたことがあった。

2週間早かった紅葉

これが本当の層雲峡の紅葉

この紅葉見物は失敗だったが、この2,3年後に山梨県富士五湖方面の旅行をした。メインは河口湖の紅葉だったが、ここはそれこそパンフ通りの実に奇麗な紅葉を楽しむことができた。秋恒例の「富士河口湖紅葉まつり」だった。紅葉まつりの会場周辺は、さまざまな露店でにぎわっていた。一番の見どころはメイン会場である梨川周辺の約60本もの巨大もみじが並ぶ「もみじ回廊」のライトアップである。実に見事だった。

夜間照明に照らされた紅葉は素晴らしかった

紅葉狩りをした翌日朝、何と々々、外は白銀の世界が広がっていた。積雪15cm前後だった。富士五湖に写る富士はガスで覆われ残念ながら見えなかった。
ま、目いっぱい紅葉を楽しむことができたので、またの機会に譲りたい。

2024年10月10日木曜日

仁江町存亡の危機

曽々木から真浦海岸を走行すると現在通行止めとなっている逢坂トンネルとなる。その出口から風光明媚な仁江海岸。仁江の集落の外れに角花塩田、道の駅すず塩田村と続く。
この風光明媚な区間が地震で数か所に渡り土砂崩壊して、通行止めが続いている。かつてこの海岸で子供の泳ぎを指導し、サザエやアワビ取りをした場所でもある。

地震で至る所に山が崩壊した

地震でほとんどの家が破壊され、そしてまたの水害にあった。まさに踏んだり蹴ったりの地内である。
「豪雨でとどめを刺された」 珠洲・仁江町 悩む住民という見出しの記事があった。
豪雨による土砂崩落で11軒の家が押しつぶされ、集落全体が泥に覆われた珠洲市西部の仁江町。「とどめを刺された、そういう声は多いよ」。痛ましい光景を前に中谷久雄区長(69)は沈痛な表情で言ったという。


能登半島地震による大規模な土砂崩れを踏まえ、21世帯が暮らす集落全体は「長期避難世帯」に認定されている。道路を通すため、土砂で国道まで流された家を行政が撤去することについて話し合おうと、28日に15世帯が集まった。
  豪雨前までは17世帯が今後も住み続けたいと希望し、地震で隆起した海岸に災害公営住宅を整備するよう行政に求めてきた。中谷区長自身は今後も住みたいとしつつ、今回の豪雨を踏まえ、公営住宅の要望をこのまま続けるべきか「いったん地域で話し合わないといけない」と悩ましげに言う。

中谷久雄区長

  仁江町を含む13区で構成する「大谷地区」は今回の豪雨で、4日目の24日時点で40人が孤立していた。現在も地区全体が断水し、停電が続いている家も多い。能登半島地震時と同様、携帯を含めて電話がつながらない通信障害も発生。家族や知人が連絡を取れない事態に再び陥った。  同地区の丸山忠次会長(69)は、通信障害の課題が解決されないまま今回の豪雨が起きたことを念頭に「地震で残った人が『やっぱり住みにくいのかな』と思ってしまうかもしれない。住民が不安にならないよう備えを考えてほしい」と望んだ。

塩田に水を撒く情景があたりの風景と馴染んでいたのが忘れられない。
本当に地震と大雨が憎くてしょうがない。仁江の集落が無くならないよう祈りたい。

2024年10月9日水曜日

太り過ぎ対策実行中

先月、東北地方旅行を終えて家で入浴後に体重測定すると、これまでにない体重になっていたのには驚いた。その原因は明らかである。4日間の旅行で普段と何が違うかというと食事の内容だろう。特に夕食はカロリー過多となる。据え膳喰わぬは男の恥とばかり完食する。その結果、当然のことだが体重が増えた。

ホテルではこれくらいが普通の夕食

家で体重測定して体重計を見て一瞬眼を瞠った。何と74kg!人生最高値の体重だった。
これではいけないということで、女房殿と相談した結果、「夕食を抜く」ことにした。
10日ほど前から実行しているが、最初は食べたいな・・・と思ったが、今では平気になった。

今日あたり実現できそう!

そして毎晩、風呂からあがったら体重測定することにした。10日ほど経過したが、1,2日に0.5kg前後減少していて、昨日は70.5kgに減少した。しかし、全然減少しない日やたまには増える場合もあった。これでは3食とればどんどん増えそうだ。

そういえば1年に1回の健診で去年より太りましたねと指摘されていた。69kgになっても当分の間続けることにした。10年前までは64kgが続いていたのだが・・・

2024年10月8日火曜日

サザエ、アワビ等の実態調査

能登半島地震で舳倉島も大きな被害が出た。海女さんたちは舳倉島周辺や七ツ島周辺での漁は、漁港施設の被害の影響で出漁は見合わせているという。
中日新聞の記者が調査船に乗船し取材した。

7~9月がサザエやアワビの漁獲シーズンだが、今年は能登半島地震による輪島港の隆起被害などで、漁は再開できなかった。「海は生きがい」と話す海女たちは、獲物を採りに潜れる日を待ち望んでいるという。
被災した漁業者の操業再開に向けて支援する国の「漁場復旧対策支援事業」の一環で、輪島市の海女たちは春以降、漁場の潜水調査を十数回重ねた。
海女たちの主な漁場は、輪島港北方約20キロの七ツ島と、北方約50キロの舳倉島で、この日は七ツ島を目指した。

実態調査は七ツ島で実施された

七ツ島は名の通り七つの無人島からなる。今回はそのうち、「赤島」付近で調査したという。周辺で30分間、ウニとサザエを採る。船上で個数を数え、規則に従い20個分のサイズを計測。その後、1回目と30メートル以上離れた場所で2回目の潜水をする。

七ツ島で実態調査

「サザエ全然いない」。海に潜った海女たちは口々にぼやく。ただ、サザエやアワビの減少は地震後に始まったことではないという。海女の浜谷美恵さん(43)は「このへんには元々おらん。10年くらい前から、磯焼けなどで年々減っている」と話した。
周辺で30分間、ウニとサザエを採る。船上で個数を数え、規則に従い20個分のサイズを計測。その後、1回目と30メートル以上離れた場所で2回目の潜水をする。

サイズ、重さ、個数などを計測中

9月以降は、土砂崩れが海に流入した本土側の海中調査や、元々毎年実施していたウニの駆除事業などで食いつないでいる。海女歴約30年の門木さんは「海女の仕事は生きがい。若いときは嫌だったこともあるけど、海に入れなくて改めて『好きだな』って」と思いを口にする。「来年の夏こそは漁がしたい」

舳倉島の復旧を急ぎ、海女さんたちの本来業務ができるようにしてあげることが1日も早くなるよう行政の援助を期待したい。