2025年7月11日金曜日

そりゃ怒るで

 閣僚経験者で参院予算委員長ともあろう人物が、能登半島地震被災者の神経を逆なでする発言をした。なんと、「運のいいことに能登半島地震があった」と発言したのだ。これは余りにも酷い話である。鶴保庸介参院議員は8日、和歌山市での参院選和歌山選挙区自民党候補の応援演説で、そのような発言をした。

記者会見で陳謝する自民党の鶴保庸介参院予算委員長=9日午前、和歌山市

立憲民主党の石川知裕元衆院議員は10日、X(旧ツイッター)で、自民党の鶴保庸介参院予算委員長が「運のいいことに能登で地震があった」と発言し、撤回を表明した記者会見について「議員辞職や離党を考えているかと質問された際に見せた馬鹿なこと聞くなと言わんばかりの【半笑い】にあの人の全てが凝縮されているような気がする」と指摘した。

輪島、珠洲、能登、穴水の奥能登4市町議会は10日、自民党の鶴保庸介参院予算委員長が「運のいいことに能登半島地震があった」と発言したことを巡り、鶴保氏と自民党の森山裕幹事長宛てに抗議文を送ることを決めた。11日以降に送付する。輪島、珠洲の両市議会は、これとは別に個別の抗議文も送り、被災地の怒りを伝える。

 
輪島市議会は10日に開いた会派代表者会議で、「被災者を傷つけたことは看過できない。被害を軽く見ている」(大宮正議長)として11日に抗議文を出すと決定した。鶴保氏が被災後に輪島市の行政機能が止まったかのように受け止められる発言をしたことについても真意をただす。

珠洲市議会は同日以降に抗議文を発送する。文面を調整する番匠雅典議長は「鶴保氏が陳謝した9日の会見ですら反省の様子が見えなかった。要職の辞任も求めたい」と強調した。

4市町議会連名の抗議文を出す奥能登市町議会議長連絡協議会の佐藤豊会長(穴水町議会議長)は「被災者にとって、あの発言はもってのほか。問題外だ」と切り捨てた。

地元の被災者は怒りが収まらない。酷いことを笑みを浮かべながら発言した始末はそう簡単に収まらないだろう。こんな程度の悪い国会議員だが、辞任の意思はさらさらない。

「これくらいのことで何で辞職せんなん」と開き直った。自民党しっかりせーまんや!

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