金沢市福久町の越野克博さん(51)の水田で25日、しめ縄用のわらとなるイネを刈る「青田刈り」が始まった。厳しい暑さの中、従業員は青々と伸びたイネを機械で手際よく刈り取った。
手際よく刈り取られる青々としたイネ=福久町 |
刈り取ったのは、5月に植えたしめ縄用の品種「伊勢錦」。青々とした色を保つため、刈り取ったイネをすぐに機械に入れて乾燥処理した。作業は8月半ば頃まで続く。
しめ縄は全国津々浦々にある神社に必要となるものだが、毎年新調するものでもないと思うのだが、それでもかなりの需要があるだろう。
姫路市の農家の青田刈り |
姫路では青田刈りとは言わないようで、「青刈り」というようだ。
家庭用しめ縄の生産地である姫路市豊富町豊富の津熊地区で、出穂前に稲を収穫する「青刈り」が最盛期を迎えている。青々とした稲わらは地元農家の手でしめ縄となり、播磨一円に出荷される。
今では稲刈りは全て機械化された。昔は脱穀した稲わらは馬小屋に保管されていた。縄になり、草履になり、筵になり、それが農家の冬の仕事だった。
それが現在ではコンバインで脱穀しわらは数センチの長さに切断されてしまう。このためわらの入手は非常に困難になった。
畑に敷くわらはムサシにあるかもしれない・・・・。