千葉県野田市で小学4年の栗原心愛さん(10歳)が死亡した事件で、両親が傷害容疑で逮捕された。
冷水シャワーをかけられ、首を両手でわしづかみにされ5時間は放置されていたと云う。
どれだけ辛い思いをしたかを思うと、自分の娘なのになんで?と疑問が募るばかりだ。
亡くなる1年以上前には学校のいじめアンケートで、父親による暴力被害を訴えるなどSOSを発信。ところが父親の恫喝に屈した教育委員会がアンケートを父親に開示、さらに児童相談所では一時保護したにも関わらず、2か月余で自宅復帰を認めていたという理解に苦しむ一連の動きである。
なぜ、必死のSOSを受け止め、守れなかったのか。
先生にすがる思いで書いたSOS |
虐待の数をカバーできるだけの人材の確保、具体的な体制や政策の整備、さらには、施設の不足や里親の不足。この状況を是正することなくして、子どもたちを守ることはできない。「悲劇」が繰り返されるだけなのだという。
しかし、父親が自分の子供にどうして残酷な虐待をするのか、そして、どうして10年間で被害に遭う件数が10倍も増えつつあるのか。社会的システムに問題がないのだろうか。
虐待する人間はいつもそうだが、仕事はまじめにやってるという職場の評価がある。ある人は、「帰宅すると自分が王様になった気分になり、弱い子供や妻にあたる」という。言ってみれば職場のストレスを家庭で解消するためにやってるという見解がある。
ごく普通の親父の顔に見えるのだが心は鬼父なのだ |
母親も食事を与えずに様子をSNSで報告していたというではないか。そうしないと自分がDVに遭うからだろうか。
それにしても人生たった9年。冥福を祈らずにはいられない。
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