卯辰山公園が大正3年(1914 年)に本市初の公園として開園されてから、平成26 年 (2014 年)で100 年を迎えたという。明治に入って一般に解放されたと思っていたのだが、そうではなかったようだ。
金沢市は新たな都市像として、「世界の交 流拠点都市」を掲げ、国内外から人・モノ・情報の集積を図り、その交流を通じた新たな 価値の創造と持続的な発展を続けるまちを目指している。 こうした背景から、卯辰山公園には、「自然」と「歴史文化」という普遍的価値を踏まえた 多様な交流の場としての役割が求められている。 そこで、卯辰山公園開園100 年魅力向上計画を策定した。この計画は、これからも市民に愛され、市民の誇りとして、より一層利活用され るよう、今後10年を見据えた卯辰山公園の魅力向上を図る基本的な考え方とハード・ソ フト両面からの施策の方向性を取りまとめることを目的としていた。
卯辰山公園には「望湖台」と「見晴らし台」という金沢のまちを眺望できる場所があるが、新たな眺望スポットとして、花菖蒲園のちょっと上あたりに「眺望の丘(仮称)」の整備を進めていた。
眺望の丘イメージ図 |
同公園内では卯辰山山頂付近にある「望湖台」「見張らし台」に次いで、三カ所目の展望スポット。「花菖蒲(しょうぶ)園」の向かいの高台に、約三千株を植栽するアジサイ園や約六百七十平方メートルの芝生広場、休憩舎、トイレなどを設ける。
花菖蒲園の向かいに「眺望の丘」が設置される |
観光バス三台、一般車十四台が止められるスペースも確保し、来訪者の駐車場不足の解消につなげる。敷地内にはサクラ、ヤマモミジ、ツツジなども植え、花菖蒲園と合わせて四季の彩りを楽しめるようにする。
2014年の同公園開園百周年を機に策定した「魅力向上計画」の一環で、17年3月から整備を進めてきた。総事業費は約一億九千万円。市緑と花の課の担当者は「山の中腹にあるため、東山からの観光回遊性を高めることにもつながれば」と話している。3月30日午前10時から完成式典を行うという。
卯辰山には望湖台と見晴台があるのだが、高校時代に眺めた風景は遠くに河北潟が望めた。だが、河北潟は埋め立てられ殆ど無くなったし、眺望は樹木の繁茂で遮られてしまった。
望湖台からの眺め |
眺望の丘から見える風景は、設置場所から西の方角の大乗寺山から日本海までの眺めになるだろう。駐車場も整備されるので4月上旬の桜の時期に行ってみよう!
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