2018年7月25日水曜日

予想大外れ

昨日は高校野球県大会の準決勝戦があった。NHKで全試合を放送するというのでTVの前にどっしりと腰を据えた。
この準決勝戦までの経過を辿ると、「何で?」とか「本当に?」という信じられない結果がかなりあった。
最も意外だった試合は甲子園ベスト8まで勝ち進んだ航空石川が、金市工に敗れたことだろう。航空石川に勝った金市工はきっと優勝戦まで行けると誰もが予想しただろうに、小松に敗れた。その小松は金沢学院に4:2で敗れた。

それに今回は金商の大活躍が注目された。あの強豪遊学館を1:0で退けたのだ。
だが、その金商が昨日の準決勝星稜戦で7:0のコールド負けを喫した。
今朝の新聞記事に金商松本竜馬主将のエピソードが掲載された。

「野獣」に憧れた闘志 金沢商・松本竜馬主将 

金商 坂本龍馬主将
昨秋、松本は心身ともにどん底にいた。秋の県大会で初戦敗退。「いかにチームをつくるか」。悩みの日々を過ごした。11月下旬、腹痛を我慢しきれなくなり病院にいくと、腹膜炎で緊急手術。「あと1日遅かったら危なかった」と医者に言われた。約2週間入院し、体重は約10キロ減った。

病室で考えたのは「野球部、どうしてるかな」。硬式球をベッドに持ち込み、握り続けた。退院2週間後には淡路島でのキャンプに参加。3日間で砂浜100キロを走破し、復活した。
「我慢強さは自信がある」。その源は柔道だ。野球と並行し、中学まで金沢市出身のロンドン五輪金メダリストで「野獣」と呼ばれた松本薫(30)を輩出した岩井柔道塾(2015年閉塾)に通った。厳しい指導で知られ「何回もやめようと思った」が、黒帯を取得するまで励んだ。

野球部の方向性を思案した時、12年夏にロンドン五輪帰りの松本薫に稽古をつけてもらった時を思い出した。「自信というか闘志というか。内面からあふれるオーラに憧れた」。守備でも打席でも、相手に恐れられるオーラを出すチームを作り、「石川県の歴史を変える」。以来、声でプレーでチームを引っ張った。

最後の打席は、回ってこなかった。歯を食いしばって整列し、3位の表彰状を受けとった。金沢商では39年ぶりの快挙だったが、「チームを勝たせる主将になれなかった」。本気で頂点を目指したからこそ、悔し涙は苦かった。

今日午後1時、星稜対金沢学院の決勝戦が行われる。
今回は100回記念大会だという。
昭和35年夏、自分は第42回甲子園大会3塁側応援席でリーダーとして活動していた時から58年も経過した。光陰矢の如しである。

対京都平安戦の前日 応援リーダー一同
自分の「雄姿」


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