目的は『半沢直樹』『下町ロケット』『民王』など数々のヒット作を送り出し、ドラマ化される度に高視聴率を記録する作家・池井戸潤の「空とぶタイヤ」の小説を映画化したものを鑑賞するためであった。
自社トラックの脱輪事故によって死亡事故が発生したため、バッシングされた運送会社社長・赤松徳郎(長瀬智也)は、欠陥に気づき製造元・ホープ自動車を自ら調査するが、そこには大企業のリコール隠しがあった。
主演者長瀬智也が好演した |
ストーリーは息つく暇がない程緊迫したシーンが連続した。久しぶりに映画らしい映画だったと満足した。
朝ドラでお馴染みのディーン・フジオカや高橋一生も好演した。
横浜でトラックのタイヤが外れて主婦の死亡事故が発生したのを覚えていたのだが、調べてみると平成12年頃であった。運輸省の監査で発覚した三菱自工の乗用車部門およびトラック・バス三菱ふそうによる、大規模なリコール隠し事件があった。
それを題材に池井戸潤が小説化して大ヒットしたのをこの度映画化したのである。
昨年テレビ放映があった「下町ロケット」も秀作であった。この映画も巨大企業に弱小企業が挑戦するストーリーで手に汗握る展開が多くあった。
嬉しいことにこの続編が、10月より放送されるという。第145回直木三十五賞を受賞した池井戸潤氏の小説『下町ロケット』シリーズの第3弾『下町ロケット ゴースト』(20日発売/小学館)を原作に、阿部演じる佃航平社長率いる佃製作所メンバーの新たな戦いが幕を上げる。
前作は最終回の平均視聴率が22.3%を記録し、2015年度放送のドラマで1位に輝いた大ヒット作(視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)。『第2回コンフィデンスアワード・ドラマ賞』作品賞や『東京ドラマアウォード2016』連続ドラマ部門優秀賞などを受賞している。
映画館は上映まぢかになって1組の夫婦連れが入って3人の観客であった。
興味のある人にお勧めしたい映画である。
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