2024年10月31日木曜日

縦横3mの大型ドローンで農園から2分で到着

石川県は30日、能登半島豪雨で被災した石川県珠洲市の農園から収穫した農作物をドローンで搬出する取り組みを公開した。土砂崩れや倒木で道路が寸断されて車両で農園に行けなくなり出荷できない状態となっていた。県の担当者は「今回は緊急的な措置だが、利便性を伝えて活用事例を増やしたい」と強調した。

能登半島北部の山あいに位置する丹保果樹園は、周辺の道路が豪雨で崩れて通れなくなった。収穫したリンゴは農園から軽トラックで運ぶ予定だったが、徒歩で持ち出さざるを得ない状態となった。

丹保果樹園から大型ドローンでリンゴ箱を運んだ

相談を受けた県はKDDI(東京)に要請。同社のドローンにリンゴの入った箱をぶら下げて搬出し、出荷をサポートした。

大型ドローンの物資運搬は今後需要が大きくなるだろう

車で40分→ドローンで2分
使用されたのは縦横およそ3メートルの大型のドローンで、車では40分ほどかかる距離をわずか2分で飛行するという。

運搬したリンゴと大型ドローン

丹保果樹園 丹保正広 園主
「大雨で土砂崩れと道路の崩落で車が全然上がれなくなった。こういう方法があるというのを初めて知って、やってみようかと思いまして頼みました。ありがたく思う。道路の復旧次第でどうなるか分からんのですけども、また活用してみたいと思ったりもしている。」

珠洲市高屋町の丹保果樹園は、先月の豪雨で道路が寸断され、車で行くことが難しいため、県と災害時の連携協定を結ぶ大手通信会社のKDDIがドローンを使っておよそ1.2キロ離れた高屋漁港までりんごを運搬した。

大型ドローンはノルウェー製が世界で活躍している。
これから、このような事例や農魚業用に大いに利用されるようになるだろう。
ドローン恐るべしである。

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