曽々木から真浦海岸を走行すると現在通行止めとなっている逢坂トンネルとなる。その出口から風光明媚な仁江海岸。仁江の集落の外れに角花塩田、道の駅すず塩田村と続く。
この風光明媚な区間が地震で数か所に渡り土砂崩壊して、通行止めが続いている。かつてこの海岸で子供の泳ぎを指導し、サザエやアワビ取りをした場所でもある。
地震でほとんどの家が破壊され、そしてまたの水害にあった。まさに踏んだり蹴ったりの地内である。
「豪雨でとどめを刺された」 珠洲・仁江町 悩む住民という見出しの記事があった。
豪雨による土砂崩落で11軒の家が押しつぶされ、集落全体が泥に覆われた珠洲市西部の仁江町。「とどめを刺された、そういう声は多いよ」。痛ましい光景を前に中谷久雄区長(69)は沈痛な表情で言ったという。能登半島地震による大規模な土砂崩れを踏まえ、21世帯が暮らす集落全体は「長期避難世帯」に認定されている。道路を通すため、土砂で国道まで流された家を行政が撤去することについて話し合おうと、28日に15世帯が集まった。
豪雨前までは17世帯が今後も住み続けたいと希望し、地震で隆起した海岸に災害公営住宅を整備するよう行政に求めてきた。中谷区長自身は今後も住みたいとしつつ、今回の豪雨を踏まえ、公営住宅の要望をこのまま続けるべきか「いったん地域で話し合わないといけない」と悩ましげに言う。
仁江町を含む13区で構成する「大谷地区」は今回の豪雨で、4日目の24日時点で40人が孤立していた。現在も地区全体が断水し、停電が続いている家も多い。能登半島地震時と同様、携帯を含めて電話がつながらない通信障害も発生。家族や知人が連絡を取れない事態に再び陥った。 同地区の丸山忠次会長(69)は、通信障害の課題が解決されないまま今回の豪雨が起きたことを念頭に「地震で残った人が『やっぱり住みにくいのかな』と思ってしまうかもしれない。住民が不安にならないよう備えを考えてほしい」と望んだ。
塩田に水を撒く情景があたりの風景と馴染んでいたのが忘れられない。
本当に地震と大雨が憎くてしょうがない。仁江の集落が無くならないよう祈りたい。
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