海を渡って新天地へ

昨日のニュース写真で目を引いたのがイノシシが瀬戸内海を泳いでいる写真だった。
そういえば、能登島へ熊が泳いで渡ったのではないかという話もあった。
広島では宮島の鹿が地御前という本州側まで泳いで渡ったという話も聞いたことがある。
彼らは住んでいる地域に見切りを付けて、危険を冒してまで新天地を目指しているのだろう。

愛媛県から瀬戸内海の島を目指して力泳中

 不思議に思うのは、かなり距離のある目的地を「これなら行ける」という判断力があるということだ。
夫婦で一緒に桃源郷を目指している写真もあった。

「あの島まで泳ごうよ」と合意しないとこんなことにはならない

野生の感は鋭いのかなぁ。
神戸の生田川では上流に向かって泳ぐ写真もあった。

流れに逆らって上流に向かっている

テレビではイギリスの海岸線に沿ってぐるりと一周した人間もいたと伝えていた。
数十日間かかったそうだが、船が付き添っているので夜は海上で寝たというのだが、そんなことができるのか疑問に思うけど、何せ世界で初めての快挙なんだそうだ。そんなことをしようと思い立った動機は何なんだろう。
イノシシがあの島に行こうと決断した時と同じ心理状態なのかなぁ。