今年は松茸が豊作だという。長野県では松茸狩りで山に入って滑落死する人が例年の何倍もあるというほどの豊作らしい。
県内では珠洲市宝立産の松茸が販売されている。秋の味覚の王様、国産マツタケが今年は豊作で、例年より買い求めやすくなっている。近江町市場の「山安」では、県産マツタケが前年より2~3割程度安く、旬が終盤を迎える中、売れ行きはおおむね好調という。
市中央卸売市場の青果卸「丸果石川中央青果」の国産マツタケの取扱量は9月が前年比2・3倍の150キロ、10月も2・3倍の940キロに上った。卸値の平均価格は1キロ当たり約3万円で、前年より5割安だった。夏場以降にマツタケの生育に適した天候が続いたことが、豊作の要因になったとみられる。
全国的な豊作で、東京都中央卸売市場でも8~9月の取扱量が約4・0トンと前年同期比約1・2トン増となっている。卸値の平均価格は1キロ当たり3割ほど値下がりしている。
通販1kg105,000円が売り切れた! |
昭和30年代の中学生だった頃、竹で編んだカゴに詰められた松茸の産地は能登島産だった。一篭全部すき焼きにして食べたのだが、今ではとてもそんな贅沢はできなくなった。
能登まつたけは、丹波産などに並び、既にブランドとして確立されている。近年は入荷量が激減し、見つからない日もある採取困難となっているという。
さて、能登の人に「山のダイヤ」と呼ばれる「能登松茸」を超えるまぼろしのきのこがあるのをご存知だろうか?
それは能登の方言とされる呼び名で「このみたけ」という。「北陸のきのこ図鑑」には「好味茸」と漢字が当てられていて,好みの味,美味しい味のキノコという意味から当てられたとか・・・
コノミダケという |
年々、その発生量が減少している「コノミタケ」はご覧の通り、珊瑚のような美しい形をしている。
金沢大学の研究によると「ホウキタケ」の一種でかつて薪炭林として利用されてきたコナラやミズナラ林などの二次林に発生していることが分かっていたが、「コノミタケが他のホウキタケ類とは独立した種であること」が確認され2010年5月に東京で行われた「日本菌学会」ではラマリア・ノトエンシス(Ramaria notoensis)=能登のホウキタケと、正式な学名とコノミタケを標準和名とすることが決まったのだとか。
このコノミダケは旧柳田村の特産品。塩漬けよし、胡麻和えもよし、親父が健在だったころ能登で食べたコノミダケの味が忘れられない。
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