どういう訳か、若いうちから灯台に興味を持った。小学生の頃、姉が禄剛崎灯台から佐渡島が見えるという話を聞いて、行ってみたいなぁと思ったのがきっかけであった。
そして実際に禄剛崎灯台に行ったのは、それから10年後だった。
禄剛崎灯台(岐阜工事局土木課青年部の能登観光で) |
この灯台の上に登って発光装置を見学した。レンズは意外な形をしていた。幅10cmの帯状のレンズが何枚も光源を囲っていた。
辺地の灯台を転々としながら厳しい駐在生活を送る灯台守夫婦の、戦前から戦後に至る25年間を描いた長編ドラマが「喜びも悲しみも幾歳月」である。それが近代化で自動点火システムにより灯台守が必要でなくなった。
中学生になって遠足で大野の灯台に行った。
独身時代には山陰方面の旅行で、日本一高い日御碕灯台に行った。
出雲大社から1時間で日御碕に行ける |
足摺岬灯台 |
去年は北海道野付半島に行った。
野付半島の左側カーブの付け根に灯台がある |
竜神岬灯台という |
宗谷岬灯台 |
白尾灯台 |
白尾灯台は、第九管区海上保安本部(新潟市)が2013年度から廃止の検討を重ねてきた県内19灯台の一つ。同本部によると、県内自治体が取得に名乗りを挙げたのは初めて。北陸では、新潟県糸魚川市が昨年度、能生港(のうこう)灯台を観光資源として使うため取得した例がある。
高さ約10メートルの白尾灯台は、海を見渡せる高台の鬼ケ山公園に立つ。
往時は漁師が光を頼りにしていたが、衛星利用測位システム(GPS)など航海計器の発達で利用されなくなった。
人工衛星の測位システムにより精度が6cmと無茶苦茶精密に位置が測定できるようになって、とうとう灯台が駆逐されてしまった。もうしたくても灯台巡りはできなくなった。さみしいなぁ。
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