2018年3月23日金曜日

MRIで精検

1週間おいて昨日は再び医科大に行って、予約していたMRI検査を受検した。
本来ならば造影剤を使用するのがベターなのだが、既往症に「喘息」があると申告したら、造影剤は使わないでより強力な磁力が発生する機器で検査することになった。
MRIはこれまで二度やったのだが、今回は検査要領と機器の発生する音が異なった。



午後3時過ぎに検査室に入った。台や機器の形状はいつものものとは変わりないのだが、台の上に寝そべってから膝の下にクッションを入れられた。それに、胸の上にホームベースのような分厚くてかなり重さを感じる物体を乗せられた。やがて台は筒状の中に入った。しばらくすると金づちで金属を叩くような音がして、それが数種類の音に変化した。ある音は機関銃を打ちまくっている音そっくり、ある時は高音の断続音だったり、総じて気分が悪くなる音であった。

「息を吸ってー、はい吐いてー、はい止めて」を十回以上繰り返した。所要時間は40分前後、随分長く感じた。
午後4時前後、検査が終わり医師の受診まで待合室で待機した。画像処理に時間がかかるようで、ここでも随分待たされた。午後5時を回った頃ようやく診察室に入り医師の説明を聞いた。

画像はCTよりも鮮明であった。「この部分が腫瘍です。ただし、良性か悪性かは分かりません。患者さんによってはこのまましばらく様子をみるという人もあります。手術の方法は二種類あります。腹腔鏡による場合と開腹手術です。腹腔鏡は私は経験がありませんがら詳しい話ができません」。
「全摘と部分摘出がありますが、部分摘出のメリットは何ですか」と質問した。
「残す分だけ機能が生きる」と答えられた。二つあるから一つ摘出してももう一つあるからいいではないかと思うのだがそうではないらしい。
再度質問した。
「針を刺して細胞を採取して判断できないのか」と。
「腎臓に関しては生体採取はできない。手術後に検査するので2週間後に判定される」と返答された。

腎臓がんの症状を示した図であるが、初期の段階なのか一切自覚症状はない。
イメージ図
「私は手術をお願いしたいと思っています。今後のスケジュールはどうなりますか」と質問した。
「来月4日に泌尿器科の会議があるので、この検査結果を踏まえて会議にかけて判断することになる。」と答えられ、来月4日に医科大の予約となった。
良性、悪性にかかわらず腫瘍は摘出することにした。
腹腔鏡による手術は入院日数が短いと医師が説明されたが、さてどうするか・・・だ。

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