金沢市が復元工事を進めている金沢城西外惣構(にしそとそうがまえ)の防御施設「升形(ますがた)」が完成間近となり、本町1丁目に威容を現した。1600年代初めの都市構造を伝える貴重な遺構が通行人の目を引いている。(新聞記事から)
市役所裏の標柱 |
完成間近の升形 |
升形は宮腰往還(みやのこしおうかん)(現・金石街道)と、西外惣構が交わる交通、軍事の要衝に位置し、外敵の侵入を防ぐ役割を果たしていた。
場所は武蔵が辻交差点の西に100mほど下がった所 |
市内で唯一、遺構が確認できる升形で、約600平方メートルの敷地に高さ約5メートル、幅約11メートルの土塁「土居(どい)」を復元した。土居の周囲には深さ約1メートルの空堀を整備し、遺構が残っていた石垣も欠損箇所を積み増して当時の様子を再現したという。
路面から5mあり、このような構築物が知事公舎横から香林坊、北國新聞社裏手からこの場所、そして主計町まで構築されていた。
上の写真の裏側・かなりでかい! |
市は今月末までに説明板の設置など仕上げ作業を進め、4月15日に完成報告会を開く予定となっている。
ちなみに、武家屋敷は西外惣構の外側に位置している。しかし、こんなものは現代に不必要な施設なので、全面復元するのはとても無理でその必要は全くない。だからほんの一部で十分なのだ。
そういえばブラタモリでも土居の跡地を見ていたなぁ。京都の土居は秀吉が築いたという話もブラタモリだった。
0 件のコメント:
コメントを投稿