並みの人間ではない人を偉人というが、吾が町内にもそんな人が何人かおられる。
一水会や二科展で活躍されている女性画家や、国内を問わず世界各地で公演されている炎太鼓のメンバー、あるいは少年少女発明工夫展において二年連続最高賞を受賞した少年等々の皆さんである。70代後半の女性が国内・海外で開催されるフルマラソンに参加されている信じられないスポーツマンも含まれるのだ。
昨年は二カ月連続して北國文芸短歌の部で一位入選を果たされた80代半ばの女性がおられるが、その女性が今月も一位入選を果たされた。何ケ月か前にその女性に創作活動を続けておられるか尋ねたことがあった。「もう年だからなかなか応募できない」とおっしゃっていたが、今月、見事一位入賞の快挙を果たされた。
今後の創作が楽しみである。
さて、昨日、町会の拡大役員会が招集されたので出席した。班長や町会役員のほか、シニアクラブ会長、子供会育成委員会長、民生委員、各種同好会代表で構成された39名のメンバーの一人として招集された。
冒頭の町会長のあいさつで、新たに班を新設した話があった。この班の地域は本来、当町会の範囲外なのだが、新興住宅地でどこの町会にも属していない空白地域であった。ところが、その地域のある世帯主が町会に入会したいと申し出があったので、空白地域の14世帯の皆さんにアンケート調査を実施したところ、9世帯が町会入会の意思表明があり、4月から新しい班が加わることになったという。
15年ほど前になるが、この地域の住民が町会入会を打診されたことがあったが、町会長は町内だけとする建前に拘って拒否した経緯があった。10年前に既存パチンコ店の駐車場跡地に数軒の住宅が建てられ、大規模パチンコ店進出計画が明らかになった際に地元説明会を開催した。その際に当該地域は町外ながら町会入会の要望があり、全世帯が班の一部に編入されたことがあった。全国的に町会脱退が多くなっている時世に、世帯数が増える町会は異例だが、地域の防犯、防災を考えれば望ましいことではある。
さて、その拡大役員会のメインテーマは、花見祭り、グラウンドゴルフ大会、カラオケ大会、麻雀大会の開催要領と計画準備についての役割分担であった。これらの行事は現役町会長の企画立案で、従来の町会活動にはなかった行事である。なかったというより、従来の行事を執行するのに四苦八苦していて、とてもそんな余裕はない状況であった。
町会長の強力なパワーに驚きを禁じ得ない。そうした意味で、町会長も偉人の一人に違いない。
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