人口推計で75歳以上が65~74歳を上回るのは初めてなのだそうだ。
3月1日時点の総人口(1億2652万人)に占める75歳以上の割合は14・0%。推計によると、75歳以上のうち男性は693万人、女性は1077万人。85歳以上は男性173万人、女性387万人の計559万人だった。10年経つと男性の減少が目立つ。
年代別の総人口に占める割合は、15歳未満が12・3%、15~64歳が59・8%、65歳以上は27・9%だった。少子高齢が際立っている。
10年前(平成20年3月)の人口推計では、65~74歳が1482万人だったのに対し、75歳以上は1297万人だった。何と500万人も増えたのだ。
10年前(平成20年3月)の人口推計では、65~74歳が1482万人だったのに対し、75歳以上は1297万人だった。何と500万人も増えたのだ。
75歳以上が激増中 |
では、その高齢者の生活実態はどうなっているのか。
高齢無職世帯の生活費が23.5万円、単身世帯が14.2万円だという。
では、収入はどうなっている?
毎月5万余円が赤字となっている。年60数万円の赤字である。
一方、単身世帯はどうか。
単身者も4万円余/月の赤字。交際費の支出が大きいが、これは親戚縁者で逝去される人が増える年代なので増加は避けられない。また、高齢になると通院が増えるのだが、ウエイト的にはそんなに大きくはない。
こづかいが6000円程度となっているが、これは夫婦二人分なので「たばこ代」にもならない少額である。預貯金を取り崩しての生活だから「我慢」なのか。
介護保険料が6000円前後に値上げされることになった。2025年問題とは、高齢者の5人に1人の割合で認知症になると予測されている。そうなれば多くの後期高齢者が介護施設のお世話にならざるを得ないのだろう。
先日の新聞に、きんさん、ぎんさんの娘さんが100歳になったという記事が掲載された。娘さんは4人おられるのだが、いたって仲良し、長女と次女が同居して生活されているようだ。
きんさん、ぎんさん |
テレビインタビューの4姉妹 |
去年の4姉妹インタビューで4人が口を揃えて介護保険制度に「ケチ」を付けていた。
「100になるまで介護施設のお世話になっていないのに、介護保険料は払いっぱなし。
少しはお祝い金として還付してもいいんじゃないか」と。
正論!
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