胃の精密検査

３カ月前に５年ぶりに胃の内視鏡検査を受診したのだが、その結果を医師は次のように私に告げた。
パソコンで内視鏡診察画面を表示しながら、「ある部分に少し気になる部位がある。内視鏡で表面をつついてみたが、若干腫れていてぶかぶかする。悪性のものとは考えられないが、念のためＣＴスキャンをしましょう」という診断があった。
そして昨日、医科大病院でＣＴスキャンを初めて受診することになった。

台に横たわると、ズボンを膝まで降ろしてくださいと指示され、それに従った。「いまから造影剤を注射します。しばらくすると体が熱くなってきます。異常があったら知らせてください」と云われて、２，３分後に体全体が徐々に熱くなるのを感じた。

この医療機器と同じ形状をしているＭＲＩという装置がある。これは磁力線を照射して断層写真を撮影するのだが、検査中は「カンカンカン」と大きな音が発生する。だが、ＣＴスキャンは放射線照射なので無音。「大きく息を吸って　はい、止めて」と数回指示された。所要時間は３０分前後であった。

最近、ＰＥＴ診断をしたという話を良く耳にする。これは一度に全身の癌を調べることができる検査方法なのだという。

さて、診断結果である。

少しの不安を抱いて医師の前のイスに掛けて説明を受けた。

パソコンに断面を次ぎ次ぎにいくつも表示しながら、「異常は認められません」と診断された。

だいたいこんな画面である

造影剤を注射した画面とそうでない画面の比較したものがある。造影剤によるスキャンは明らかに精密な画像となっている。

３，０００円前後で受診できる時代に生きる自分は幸せなのだろうと思う。