2022年11月25日金曜日

悲劇と奇跡

そもそも、「ドーハの悲劇」とは何だったのか振り返ってみよう。
今から28年前にさかのぼる1994年、アメリカワールドカップ・アジア地区最終予選の最終節で行われたこの試合は、第4戦終了時点で日本は勝ち点・勝率においてグループ1位となり、初のワールドカップ本戦出場に王手をかけており、ほぼ確定的と思われていた。

対ドイツ戦の応援にドーハに向かうカズ
「お呼びがあればすぐ対応する」と装備持参!
そんな中、最終第5節において、試合終了間際まで2-1でリードしていながらロスタイムにイラク代表に同点ゴールを入れられ失点したこと、引き分けでありながら勝点が同じ韓国に得失点差で敗れて「グループ3位」となって予選敗退してしまったことから、日本サッカー史において伝説的な出来事として扱われるようになった。
1991年11月にスタートしたJリーグにより、社会的なサッカーブームで多くのファンや国民が注目した試合であり、わずかあと数秒で一転して天から奈落へと突き落とされ、念願であったワールドカップ本選出場が目前で消え去ったことから、マスコミ各社でも大きく取り扱われた。

そして先日同じドーハで「奇跡」が起きた。

あのカズとヒデが並んで応援した!

日本から応援にかけつけたフアンがこれを目撃してSNSに投稿した。
海外組が当たり前の時代だけど、中田がペルージャで活躍したり、もっと言えばカズがジェノアへ行って初戦でいきなりヘディングでバレージと競り合って顔面負傷したりしたことから今につながっているのだ。

そういうのを見てサッカー人気が広がり、小さい子がサッカーを始めても全国に指導者がちゃんといる状況が出来て、本当に上手い選手は海外へどんどん行くようになり、今がある。
この二人が並んでいるだけで胸が熱くなる。しかもかっちょええ。


ドーハの奇跡について、テレビは朝から世界の驚きの声を流し続けている。

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