2019年12月26日木曜日

新聞記事で60年前の修学旅行を思い出した

阿蘇山のロープウェイが、火山活動の活発化により営業を休止していたのだが、昨日の新聞に「廃止する」という記事が掲載された。
このロープウェイには十年ほど前に弟夫婦と九州旅行をした際に乗ったことがあった。
で、ロープウェイは昭和33年4月に開通したそうだが、その2年後となる昭和35年3月に高校の修学旅行でここを訪れたことがあった。
S35.3 修学旅行で阿蘇山へ
阿蘇山ロープウェーは昭和33年4月10日に開業した。開業間もない約2ヶ月後の6月24日に火山噴火が発生したという。鉄道データファイルに載っている「阿蘇山ロープウェー」の記事によると、この被害にあわれたのは大和索道の関係者が多かった。復旧工事前は61人乗りだったキャビンも、復旧後は81人乗りに架け替えられたという。
修学旅行時と変わらない佇まい
2016年の熊本地震や、半年後の阿蘇中岳の噴火で被災した阿蘇山ロープウェー(熊本県阿蘇市)について、運営会社の九州産交ツーリズム(熊本市)は24日、再建工事を中止すると発表した。20年度の運行再開に向け、今年5月に着工したが、火山活動の終息が見通せず経営リスクが高いと判断した。旧駅舎は解体済みで、事実上の廃止となる見通し。

同社は県、地元と協議して、バス輸送に切り替えて運行計画を詰める。
ロープウェーは1958年に開業。阿蘇山西側の登山バス終点から火口近くまでの858メートルを約4分で結んでいた。迫力ある火口見物が人気で、最盛期には年約50万人が利用したという。
路線の大半が、噴火警戒レベル2で立ち入り規制される火口1キロ圏内にあり、たびたび運休。16年の熊本地震で支柱が破損し、その後、運休中に火山ガスで運行装置が壊れていたことも判明した。最後に運行したのは14年8月だった。
5年前の噴火による被害状況
再建案では、全面ガラス張りのゴンドラを導入するなど設備を一新する計画だったが、4月から噴火警戒レベル2が続き、夏以降は工事が中断していた。
森元末光取締役は「火山活動が長期化する可能性があり、火口1キロ圏内への投資は困難。阿蘇観光に貢献する新たな案を考えたい」と話した。 

阿蘇山は遊歩道から火口の底を見ることができる。十年前に写した写真を探したが、どのホルダーに格納してあるか探し当てることができなかった。
新聞記事で60年前の修学旅行を思い出したのだった。

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