先ずその写真をご覧あれ。
その数何と三千台 |
先ごろ、中国・浙江省嘉興市秀洲区で、自動車の「墓場」が再び出現したと報じられた。多くの廃棄処分となったカーシェアリング用の車が畑の脇にぎっしりと置かれてあり、その光景は異様だ。
この「墓場」に置かれた車は、競売にかけられる予定ではあるものの、処理が進んでいない。
その背景には、業界の置かれている苦しい状況がある。最近、北京市のカーシェアリング大手プラットフォームの「途歌(TOGO)」が資金難で担保に入れる資産がなくなったと伝えられたほか、「盼達用車(Pandauto)」などの同業者も資金繰りに行き詰まり、ユーザーのデポジットも返金困難な状態だという。
カーシェアリングの分野は、かつて投資が集中した時期があった。中国電子商務研究センターのデータによると、2017年に764億5900万元(約1兆2000億円)の融資を得て、当年度で最も大きな融資を獲得した分野となった。2018年になっても、投資家らは発展の可能性が高い会社に対する投資を継続させた。しかし、現在では、投資の動きは少なくなり、逆に企業の経営不振が相次いで伝わってきている。
業者は資金繰りが行き詰まりのため行方不明だという。 余程大規模な経営をしていたと推定できる。債権者としては競売にかける予定だというのだが、膨大な台数のため買い手も尻込みするのだろう。
日本国内でもカーシェアリングの時代が到来すると予測した企業もあったが、最近は殆どそういう話は聞かれなくなってしまった。これから超高齢化する日本、免許返納も急増するに違いない。中国もカーシェアリングはなじまないのだろう。
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