5年ぶりに内視鏡で胃を検査した結果、医師が「胃壁に違和感を覚えるので、念のためCT検査しましょう」ということでCT検査を受けた。胃に異常はありませんと診断が下って帰宅したら「明日来院してください」という連絡が。
翌日病院へ。「放射線科の医師から腎臓に陰がある」と知らせが届いたので泌尿器科で検査してもらいなさいと指示されMRIを受診した。
これが昨年手術した腎がん発見の経緯だが、これは幸運にもたまたま発見されたケースである。
人口動態統計によると、がんは1981年以降長らく日本人の死亡原因の1位を占めている。2018年のがんによる死亡者数は約37万人、生涯でがんに罹患する確率は男性62%、女性47%に上る。
治療法は進歩しており、がんは早期に発見できれば、生存率が著しく向上する。たとえば肺がんの場合、ステージIIの5年生存率は約60%だが、ステージ0では97%だ。私めの腎がんもステージⅠだった。早期発見によりがんの生存率を向上することが社会的に重要な課題となっている。
こうした課題の解決に向け、近年、簡便かつ高精度にがんを検出する手段として、血液中に約2,500種類ある「マイクロRNA」が注目されている。
東芝は、血液中の「マイクロRNA」を使った簡便で高精度ながん検出技術を開発した。血液1滴から13種類のがんを99%の精度で検出できるという。
健康診断などでの血液検査により、生存率の高いステージ0から、がん罹患の有無を識別できるようになる可能性がある。
血液1滴から13種類のがんを99%の精度で検出できるのだ。 「マイクロRNA」をマーカーに簡便で高精度にがんを識別できるという。血液1滴、検査料2万円。 俺も受けてみたいなぁ。
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