2018年2月17日土曜日

大量のプーさんリンクに投げ込み

昨日の平昌オリンピックは、羽生結弦と宇野昌磨の素晴らしい演技で会場はもちろん、全世界の人々から注目された。今朝のTVでも各局が一斉にその模様を報じている。
羽生選手が演技を終え挨拶を始めたころから、会場にあるものが投げ込まれていた。
あるものとは、こぐまのプーさんのぬいぐるみだった。

完全復調の羽生選手
演技修了
投げ込まれたプーさん
こんなに沢山あったのだ
圧巻の演技を見せて首位に立った羽生結弦(はにゅう・ゆづる、ANA)が同日、演技後に氷上に投げ入れられた「くまのプーさん」のぬいぐるみを地元韓国のファンにプレゼントすると語り、羽生のファンが多いスケート王国のロシアでも話題になっている。

ロシアのタス通信が16日、SP終了後に、ジュニアスケーターらが回収したぬいぐるみの束を重そうに抱える写真とともに速報で伝えた。
羽生は現地報道陣に「平昌と江陵(カンヌン)の住民に、全てのぬいぐるみをプレゼントしたい。奇妙に思えるかもしれないけど、僕に与えてくれたエネルギーと善意への感謝の印をこんな形で示すことができたら」と語ったという。

羽生はくまのプーさんのティッシュケースを愛用していることで知られ、日本だけでなく、世界中の大会でも演技後、ファンから大量のプーさんのぬいぐるみが投げ入れられることで有名だ。米NBCテレビは、今回の平昌での演技終了後、氷上が黄色いぬいぐるみで染まる光景を、「羽生がプーさんの雨を降らせた」と報じている。

ロシアメディアによると、羽生はグランプリシリーズ(GP)ロシア杯の際に、投げ入れらたプーさんのぬいぐるみをモスクワの孤児院にプレゼントしたことがあるという。

羽生選手がくまのプーさんのテッシュケースを愛用しているという話は初めて知った。
それにしても国内ではなく海外のフアンが投げ入れたその量に驚くばかりである。
今日はフリーの演技があるが、待望の金メダルが出ることを期待したい。

また、平昌冬季五輪は15日、アルペンスキー女子大回転が行われ、同種目に日本人で唯一出場した金沢市出身の石川晴菜選手(23)=木島病院=は2本の合計タイム2分28秒99で33位と健闘した。同市片町2の片町きらら広場ではパブリックビューイング(PV)があり、平日にもかかわらず約30人が熱い声援を送った。


石川選手は全81選手中32番目に登場した。PV会場には石川選手から「応援してくださる皆さんに攻めの滑りをお見せしたい」とのメッセージが届き、集まった人たちは大盛り上がり。大型ビジョンに石川選手の姿が映し出されると、「行け」「頑張れ」と声援が飛び交った。硬い人工雪のコースでは転倒する選手が続出。石川選手は1本目、スピードを落とさず強気の姿勢を貫き、ゴール手前のミスで失速したものの、1分16秒49で36位につけた。

石川選手が強化指定選手から外れた時期に仲間と「崖っぷち募金」を設けるなどして支援してきた白山市の会社員、田中陽人(あきひと)さん(30)は、除雪作業の仕事を半日休みPV会場で観戦。2015年に制作した応援Tシャツ姿で「石川選手が地元から五輪に出るという夢をかなえてくれてうれしかった。2本目も自分らしい滑りで頑張ってほしい」。金沢市スキー連盟の能登秀幸理事長(54)は「先月の小学生の大会で、『石川選手のようになりたい』と選手宣誓した子がいた。石川選手の活躍が刺激になって、医王山スキー場に来る子供が増えたらうれしい」と話した。

2本目は旗門のセッティングが変わり、直線的になったコースに、石川選手は臆せず挑んだ。1分12秒50をマークし31位。滑り終えると両手を振って歓声に応えた。PVは1本目のみの開催で、2本目はテレビで観戦した県スキー連盟の山本外勝会長(68)は「1本目よりも良い滑りで、言葉通り攻めの姿勢を見せてくれた。今回の経験をステップに、4年後の北京五輪を目指してほしい」と期待を込めた。

この種目は日本選手3大会ぶりの出場だという。石川選手の五輪にかける意欲と、それを支えた人達、木島病院のご理解があってここまできた。4年後も期待したい。



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