2018年2月13日火曜日

自慢できる日本一とできない日本一

金沢は落雷回数が日本一だという。先だってはテレビアンテナに落雷して視聴困難が続いた。これは自慢できる日本一ではない。
金箔製造はほぼ独占の99%を誇る。高校生の平均身長は石川県がトップなのだ。
金沢の1世帯あたりの菓子類の年間支出金額9万5614円。
和菓子やチョコレートの年間消費支出額もNo.1で、『ル ショコラ ドゥ アッシュ』を手がける世界的パティシエの辻口博啓氏は石川出身。

 
200810年の世帯当たり年間支出金額(円) 
全国
金沢市
2位都市
2位都市名
生鮮魚介
50,128
63,596
63,316
富山市
れんこん
904
2,045
1,541
新潟市
だいこん漬
1,084
1,838
1,704
富山市
風味調味料
1,987
2,483
2,463
那覇市
和菓子
12,041
19,681
17,331
岐阜市
チョコレート
4,446
5,901
5,844
山口市
コーヒー
4,891
7,130
6,774
奈良市
すし(外食)
13,968
20,629
18,866
宇都宮市

これは最近知ったことなのだが、『銀座久兵衛』の先代に、「日本一の鮨を握る」と言われ、「東の(すきやばし)次郎、西の弥助」とも称される『小松弥助』があるのも金沢。弥助の鮨を食べるためだけに金沢へ行くという人も多く、予約は3か月先まで埋まっているという。
 
小松弥助は金沢駅前にある
小学6年生の学力も日本一である。おでん屋の数も人口当たり日本一が金沢。


それに回転寿司店舗数も日本一。回転寿司のベルコンシステム製造も日本一なのだ。
それに金沢人はグルメである。れんこんは断トツとなっている。

来客にはお茶とお菓子で接待するのだが、客が帰られるときに残ったお菓子は紙で包んで渡すという文化が普通の家庭でも昔からの習慣として続いている。
アイスは知っていたのだが、珈琲やチョコも日本一だという。これも最近知った。
まだまだある。

年間降水日数の日本一は嬉しくないが、女性就業率が日本一とは初めて知った。何年か前は福井県が日本一だったのを記憶している。
かつて戦前は結核王国と云われ結核罹病率が日本一だった石川県ではあるが、現在では胸を張って自慢できる日本一がこんなにたくさんあるのだ。

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