重い鉄製の溝蓋を開けて、スコップで突っついて奥の方に投げ込むのだが、これが結構きつい仕事である。蓋の真下の空間が確保されたら、スノーダンプに雪を掻き込み開口部に投げ込む。溝に入れた雪をスノーダンプを溝に突っ込み、なるべく奥の方に移動させる。
このような作業を繰り返して雪の壁を小さくしていった。
だが、処理できる容量に限界がある。溝が一杯になったら次の溝蓋を開け同様の作業を繰り返す。家の前には3か所溝蓋があるのだが、1か所は消雪設備の排水処理のため、グレーチングになっているため取り外し不可となっている。
それでも2か所の開口部は非常に助かっている。
そんな昨日、春一番が吹いたのだという。
北陸に「春一番」 最大瞬間風速、金沢16・9メートル
新潟地方気象台は14日、北陸地方で「春一番」が吹いたと発表した。春一番は立春から春分の間に初めて吹く南寄りの強い風で、昨年より3日早い観測となった。
日本海に発達中の低気圧があり、低気圧に向かって風が吹き込んだことで、北陸地方は南風が強まった。最大瞬間風速は輪島19・9メートル、金沢16・9メートルだった。南風が吹いて気温が上がり、最高気温は志賀9・7度、金沢8・9度、七尾と羽咋8・8度など3月上旬から中旬並みとなった。金沢市中心部では強風に身をすくめて歩く人が見られた。
金沢地方気象台によると、低気圧から延びる寒冷前線が15日明け方にかけて北陸地方を通過する見込み。15日の県内は曇りで、明け方まで雨や雪で雷を伴う所がある。
金沢地方気象台によると、低気圧から延びる寒冷前線が15日明け方にかけて北陸地方を通過する見込み。15日の県内は曇りで、明け方まで雨や雪で雷を伴う所がある。
今朝は孫を乗せて北鳴中まで送ったのだが、昨日までアイスバーンの路面だったのが全てアスファルトがのぞいていた。春は確実にそこまで来ている!
その一方、隣の福井県のスキー場では雪が降りすぎてスキー場を閉鎖したという。
福井県内のスキー場ではスキー客の安全確保や圧雪車に使う軽油が逼迫(ひっぱく)している状況を踏まえ、閉鎖や営業エリアの縮小を余儀なくされている所がある。
勝山市の雁が原スキー場ではリフトと雪面が接近し、安全面を考慮し6日から営業を休止。ここにきて軽油不足に注意する必要も出てきた。11日からの再開を目指しリフトの支柱の雪下ろしなどを進めるが「状況を見ながら判断したい」と慎重な姿勢だ。
リフト運行不可 |
スキージャム勝山は5日から頂上付近の滑走エリアを閉鎖している。積雪が5メートル近くに達し「(コース範囲を示す)ネットなどが見えず危険」と判断したという。10日からの再開を目指す。
雪はスキー客の入り込みにも影響している。スキージャム勝山では平年の10分の1程度、大野市の六呂師高原スキーパークでは積雪が2メートルあるものの6日からゼロの状態が続く。青空が広がった9日、同パークの従業員は「ゲレンデの状態は良いが『恵みの雪』も降りすぎると大変」と嘆いた。
一方、岐阜県境に近い福井和泉スキー場(大野市)は様相が異なり、今週末のツアー予約が相次いでいる。中京方面からの来場者が多く、岐阜県から届く燃料で圧雪作業にも問題はなく、“地の利”が生かされている形だ。
雪不足に泣いた去年がうそのようである。
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