2018年2月28日水曜日

車と野菜の両立?

世界のトヨタが野菜を工場生産するという。
これが関連記事の見出し。
トヨタ方式で野菜すくすく 効率生産、品質管理の技生かせ
金属の加工を得意とするトヨタ自動車系プレス部品メーカーが、“畑違い”の農業に本格参入する。本業で磨いたトヨタ生産方式による効率化と品質管理を水耕栽培に応用する。担い手不足や耕作放棄地など日本の農業が抱える課題の解消に役立つ先進モデルになりそうだ。

新しい分野に挑むのは、愛知県豊田市の豊田鉄工。国内の新車販売と生産が伸び悩む中、多角化の一環で二〇一三年から試験栽培や栄養価の分析、収益性の検討を進めてきた。現在、豊田市内に広さ七百平方メートルの施設を建設中で、サラダに使うベビーリーフを五月から栽培する。
 
ベビーリーフを試験栽培している豊田鉄工の実験施設


部品生産は納期の遅れや不良品がその後の受注に響く。野菜も猛暑や台風などによる不作を避けるため、食品工場のような施設で作る。病害虫の侵入を防ぎ、日光代わりの照明や室温、湿度を常に管理することで、一年を通して販売計画通りのペースで栄養価が高い無農薬の野菜を育てる。日ごろ、部品の異常をチェックしている部署が品質保証を担い、洗わずに食べられる便利さをアピールする。

豊田鉄工の農法は、水や電気などを確保できれば北極や砂漠でも栽培が可能。中心メンバーを担う開発部の武島登志郎さん(46)は「世界で異常気象や爆発的な人口増が心配される中、環境に左右されない未来の農業を目指す」と説明。同部の三宅正規さん(34)や溝口真帆代(まほよ)さん(27)も「車を通じた貢献を、社会全体に広げるチャレンジをしたい」と意気込んでいる。

3年ほど前になるが、野菜を水耕栽培している工場に行ったことがある。場所は小松市内で経営者は社会福祉法人南陽園である。2011年1月に小松市大領町で、植物工場を店内に併設したレストランを開いた。店舗内で生産、消費する「店産店消」で誘客を図り、同園が取り組む障害者の就労を進めている。


店名は「しあわせ食彩ゴッツォーネ」で、和食とイタリア料理を提供する。事業を停止した「レスト三湖」跡の店舗を改装して営業した。

植物工場には、縦60cm、幅90cmのパネル48枚を設置、約40日間で、グリーンリーフなどのレタス類とハーブ「ルッコラ」の計5種類を栽培し、レストランで調理して提供する。客は無農薬で育つ野菜を眺めながら食事を楽しむことができる。

植物工場
10年ほど前から野菜を工場で水耕栽培する企業が増えてきた。



だが、採算性の問題で撤退や倒産する企業も多々あるのだとか。
トヨタの「かんばん方式」は野菜作りにも通用するのか見ものである。



0 件のコメント: