飛行機の落下物について、国交省や大阪府警によると、事故は23日午前11時頃に発生。東京都日野市の病院職員の女性(51)が大阪市北区の国道でワゴン車を運転中、車の後部に厚さ4ミリのパネル(縦107センチ、横110センチ、重さ4・3キロ・グラム)が衝突した。車の天井部分がへこみ、後部の窓ガラスが割れるなどしたが、女性と助手席に同乗の親類女性(47)にけがはなかった。怪我がなかったことは奇跡としか言いようがない。
成田空港の滑走路線上にある農家の話では、落下物が非常に多いので移転補償を要望しているのだという。
金沢上空にも飛行機は飛んでいる。私もあなたも落下物に直撃されるかも知れない。だが、それを避ける術はないのだ。
高速道路の落下物も非常に多い。
岡山県津山市の中国自動車道で10月18日、落下物とみられるタイヤが原因で、大型トレーラーが横転し、路肩にいた親子2人がはねられて亡くなる事故が起きた。親子の乗用車も事故前、同じタイヤに乗り上げて動けなくなっていた。高速道路上の落下物は、年間約30万件以上も発生しており、これまでも重大な事故につながっているという。
こんなにでかいのだ |
80km/hのスピードで走行している車は、路上に落下物があることを認識して、それを避けようとしても極めて困難である。降雨があったり、夜間走行の場合はなおさらである。私も経験がある。北陸自動車道鯖江付近を走行中、車線中央部に板切れと思われる物体があった。それをまたぐように通過しようとしたら、「ズドン」と鈍い音がした。路肩に寄せて停車しようとしたらそれはかなり大きな段ボール箱だった。
視線の角度で段ボール箱が板切れ状に見えたのだ。
それを路肩に置いて走行したのだが、目的地に着いてバンパー部を確認したら、何とバンパーが折れていた。100km/hの高速で走行しているとその衝撃力は非常に大きくなる。
冬場では名神米原~関ケ原にかけて、チェーンの落下物が非常に多い。皆さん、くれぐれも落下物に衝突しないよう気を付けましょう!
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