2017年10月10日火曜日

ある組織の活動記録から

火災、風水害、震災は予告なしにやって来る。森本・富樫活断層による地震の発生確率は、数ある日本列島の活断層の中でベストテンにランクされているという。
今年は毎年実施している校下防災訓練が、県総合防災訓練に指定され大規模に実施された。
これは訓練日の午前7時(当町内の場合)に発生すると予告されており、スケジュールに基づいて行動することに決められている。各家庭では7時に避難済み書を玄関に貼りだして世帯代表者が指定された集合場所に行くことになっている。
班長は貼りだされた避難済み書の全世帯分を確認し、集計し町会担当者に報告することにしている。

現実に発生した場合はどうだろう。地震の場合、突然の揺れで思考力が停止し、咄嗟の行動は不可能だろう。発生する時間も深夜、日中を問わずである。町内の被害状況を把握するだけでも非常に困難が伴うことだろう。電話もつながらない、停電でテレビによる情報収集も不可。頼りになるのは携帯ラジオくらいだ。だが、町内の被害状況は分かる筈はない。班長が十数軒の状況を把握するだけでも長い時間を要するであろう。

吾が町内にネットサークルという組織がある。会員相互の通信連絡手段として、メーリングシステムというものが構築されている。40名余の会員全員に瞬時に意思伝達が可能である。このシステムは災害時にこそ最大の機能能力が発揮されるに違いない。

この組織の活動記録を辿ってみた。
パソコン教室では皆さんは真剣そのものだった

平成18年7月創設 旧集会所での定例会
 中高年層を対象としたパソコン教室を開設し、2カ月間の講習でメールができるようになったことから、その受講生を中心にネットサークルを立ち上げた。
旧集会所取り壊しのため、借り上げ集会所で定例会
町内の料理屋で懇親会
平成22年4月 新集会所完成での定例会

平成28年1月 創設10周年記念懇親会
平成19年、町会のHP作成の機運が高まり、HP作成能力のある方を募集し協力要請したところ精通者が「私で良かったら」と手を挙げられメンバーに加わった。
現在もHP更新作業に尽力されている。

創設から11年経った現在、スマホに押されたためなのか、定例会の参加者が少なくなった。だが、この組織は存続させなければならない。

0 件のコメント: