次から次と震度を示す映像が流れ、しばらくするとNHK神戸支局の事務室の模様が映し出された。
阪神淡路大地震の最初の映像だった |
自分の居場所だった岐阜市は震度4 結構揺れた |
このとき、現場はパニックに陥っていたと想定できる。
県庁に勤務していた弟によると、神戸に応援部隊として派遣されたが、市内に入ることができずに苦労したと聞いた。
新幹線も不通だったが、復旧して運行開始したころ現場視察を命ぜられ現地に赴いた。
市内を見渡すとブルーシートに覆われた屋根ばかりが目についた。
ポートアイランドの新交通システムで埋め立て地を約半周したのだが、道路は至る所に噴泥現象が見られ、当分の間は通行不可と思ったものだ。
新交通システムの橋桁が80cmも移動て桁が落下したという。
そこの視察を終えて本四架橋経由で淡路島に渡った。あの長大吊り橋が通行できるとは驚異的に思った。
ICを降りて海岸線の西側を30kmほど走って北淡町という場所に到着した。
そこは大地震で発生した断層を視察するためであった。
地震発生後、断層保存のため上屋が設けられた |
その断層のすぐ傍にぽつんと1軒があり、建物被害が全くないように見えた。この建物は断層直近なのに崩壊を免れたので、町が買収し保存している。
巨大地震に耐えた ぽつんと一軒家 |
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