が、それがそうとも言えなくなった。3Dプリンターを活用して、排水設備をあっという間に製造できるのである。元土木屋として、その便利さは十分理解できる。
今朝の新聞にこんな記事が踊った。
「能登半島地震の被災地で3Dプリンターを活用した工事 輪島市」
能登半島地震のあとの復旧工事の増加により、被災地で行われる工事の長期化が課題となっている。こうしたなか、国土交通省は建設用3Dプリンターの活用を始め、短期間で制作した道路設備を17日、石川県輪島市の工事現場に設置した。
輪島市山ノ上町で行われている国道の建設現場に設置されたのは高さ80センチ、幅50センチ、長さ1.4メートルの排水設備である。
「能登半島地震の被災地で3Dプリンターを活用した工事 輪島市」
能登半島地震のあとの復旧工事の増加により、被災地で行われる工事の長期化が課題となっている。こうしたなか、国土交通省は建設用3Dプリンターの活用を始め、短期間で制作した道路設備を17日、石川県輪島市の工事現場に設置した。
輪島市山ノ上町で行われている国道の建設現場に設置されたのは高さ80センチ、幅50センチ、長さ1.4メートルの排水設備である。
制作された設備は排水路が折れ曲がる部分だが、3Dプリンターを使うことで水が流れやすい曲線の形に造形することができ、土砂が詰まり道路に水があふれるリスクが軽減できた。
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コストは通常の倍というが、人不足に威力が発揮される |
ただ3Dプリンターに使うモルタルは高価なため、通常の2倍ほどの費用がかかったということでコスト面が課題となってる。
国土交通省・輪島国道出張所の室隆司所長は「工期短縮や被災地での活用に効果的であることがわかったので、復旧復興に関する工事に今後、活用していきたい」と話していた。
国土交通省・輪島国道出張所の室隆司所長は「工期短縮や被災地での活用に効果的であることがわかったので、復旧復興に関する工事に今後、活用していきたい」と話していた。
排水設備は先ず測量し、設計製図、現地測量、型枠組立、コンクリート打設、型枠ばらし、埋め戻しという工程を踏まなければなれないが、この場合、測量しながら位置を決めて設置するという単純な工程で完成する。これからどんどんこの方式を採用する現場が増えるだろう。
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