昨日と今日は宇出津のあばれ祭りがある日なのだが、今年はコロナウイルス禍で中止になったという。いつからか、本来、7,8日に執り行われてきたお祭りなのだが、直近の土日に変更された。百万石祭りも6月14日と決まっていたものだが、直近の土日に変更された。祭りだから休みという感覚は現代に馴染まなくなったということだろうか。
さて、宇出津では、今日(7月5日)160年ぶりに鎮疫祭が執り行われるという。
新型コロナウイルスの影響で能登地方のキリコ祭りの中止や規模縮小が相次ぐ中、皮切りとして知られる能登町宇出津の「あばれ祭」の神事が5日、八坂神社で開かれる。今年はキリコとみこしの巡行が取りやめとなったが、疫病退散の祭りの原点に立ち返ろうと、コレラが流行したとされる江戸時代の1860年以来160年ぶりに鎮疫祭を執り行う。
クライマックスは圧巻 |
あばれ祭りの起源は、江戸時代にコレラ流行鎮疫祈願のために執り行われるようになった。疫病が流行した350年前に牛頭天王(ごずてんのう)が宇出津を救い、喜んだ人らがキリコを担いで始まったとされる。40基のキリコが巨大なたいまつの周囲を火の粉を浴びて巡行したり、みこしを川や海の中に投げ入れたりするため、祭りが多い能登地方でも屈指の迫力と見応えがあることで知られる。国内外から多くの観光客らが訪れるため、今年は感染防止のため4月に規模縮小が決まっていた。
神輿は海に投げ込まれ、道路に叩きつけられ、川に投げ込まれ橋脚にぶつけて徹底的に破壊する不可思議な祭り |
鎮疫祭は、地元の八坂神社奉賛会が中心となり企画。八坂神社に奉仕する酒垂(さかたる)、白山両神社(いずれも宇出津)の宮司らが、160年前の鎮疫祭の記録を参考に、境内に据えた大釜で沸騰させた熱湯に浸したササの葉で参拝者らをおはらいする。地元保存会による「弥栄(いやさか)太鼓」の披露もある。
昨日行なわれた準備作業 |
神事は午前十時から。一般参拝者も入場できるが、多数の場合は入場制限を行う。終了後は、宇出津のコンセールのとで祈禱(きとう)札を配布する。
子供の頃、キリコに乗せて貰い太鼓に合わせ、かけ声を大声で上げた。「ワー、イヤサカヤッセ サカヤッセー」、懐かしいなぁ。
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