尖閣諸島や竹島は領土問題でなんやかやと揉めているが、そんなもめ事とは一切無関係に
日本領土が拡大中なのである。それはどこかと云えば、東京から1000km、小笠原諸島の海面下に直径約30km 高さ4000mにも及ぶ巨大な山体を潜ませている日本有数の巨大火山がある。これが活発に活動を始めたのだ。
2013年11月に小笠原諸島の西之島(にしのしま)の東南東500mに出現した火山島は、その後幾度かの休止期を挟みながらも噴火が続き、すっかり旧島を飲み込んだ。これら一連の活動で噴出したマグマの総量は、日本史上最大規模と言われる富士山貞観及び宝永噴火、桜島大正噴火をはるかに凌ぐという。
旧西ノ島が火山噴火で飲み込まれ島が一体化し「今も拡大中」 |
そして西之島を含む「伊豆・小笠原・マリアナ列島には、このような巨大海底火山が林立して富士火山帯とも呼ばれる。この「弧状列島」で活発な火山活動を起こしているのは、伊豆・小笠原・マリアナ海溝から地球内部へ沈み込む太平洋プレートだ。
この火山帯に巨大火山が成長する原因は、この列島がまだ若くて十分に成熟していないことにある。このような場所では、地下で発生したマグマが地盤の中で留まって冷え固まることなく、一気に地表(海底)に噴き出すために火山が大きくなるという。
つい先日、BS民放で国土地理院が調査活動の模様を放映した。
調査員が上陸する場合はポケットに種子等が入っている場合があるので、新品の作業服に着替えるのだという。
せちがらい世の中、こんな愉快な話はほかにない。この火山の特質として、溶岩が非常に柔らかいため流れ出る溶岩はなだらかな地形を生み出しているという。
当分の間、この火山活動はやむことはないという。島の面積が2倍、3倍になるのも夢ではないだろう。楽しみに見守っていきたい!
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