2020年7月15日水曜日

新盆と旧盆 お宅は?

一昨日(13日)から新盆である。これより少し前に、決まってかほく市役所から墓地公園の清掃についての案内文書が届く。能登にあった墓は兄弟姉妹の住まいと遠くなったので、母がなくなって1年後(10年ほど前)に市営墓地公園に移転した。かほく市や金沢市は新盆の風習なのだが、自分は習慣として旧盆の墓参が続いている。


墓の掃除は周りに迷惑にならないようにと、かほく市の墓と女房の戦死した父親の墓を能登から卯辰山墓地公園に移転したので、2か所の掃除を新盆入りの2,3日前にすることにしている。
かほく市宇野気墓地公園
奥卯辰山墓地公園
新盆と旧盆の習慣が根付いた理由を調べてみた。
明治5年、日本はそれまで800年以上もの間使っていた太陰太陽暦を止め、太陽暦へと暦を切り替えた。明治5年12月2日の次の日を1873年(明治6年)1月1日としたという。

そのため改暦前の太陰太陽暦を「旧暦」、改暦後、つまり現在我々が使用している太陽暦を「新暦」と呼んでいるということだ。
本来なら、他の行事と同様、お盆も7月15日に行うべきところだが、しかし農家の人にとっては、7月はまだまだ農作業が一段落しておらず忙しい時期である。農家以外の人であっても7月では落ち着いてご先祖様のお迎えなどできない・・・・ということらしい。

こうした背景から、旧暦の頃と同じ時期(8月15日)にお盆を行う地域と、新暦にしたがって(7月15日)に行う地域に分かれたものと思われる。岐阜や名古屋にいる頃の職場の盆休みは殆ど旧盆だった。全国的にも旧盆が圧倒的に多いと思うが。

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