昨日はこの夏一番の暑さだと思った。家の中にいるだけなのに汗が噴き出した。
パソコンデスクがある部屋は下がガレージになっている中2階なので、南に面した部屋の中は窓を開けていても高温になる。たまらずエアコンのスイッチを入れる。
1階の居間で昨日から始まった高校野球の観戦も、10時過ぎにはすべての窓を閉めてエアコンのお世話になった。
朝刊では「石川県内、熱中症急増 高齢者3人死亡 気温の変動激しく 」と大きな見出しの記事が掲載された。今年の増え方は異常という。
ほとんどの高齢者は夜中はエアコンは付けないという人が普通である。こんな人ほど危ないのだが「もったいない」が優先してエアコンのスイッチは入らない。
6日夕、かほく市内の畑で高齢女性が倒れているのが見つかり、死亡が確認された。同市消防本部は熱中症の疑いがあるとみている。石川県内では7月下旬以降、奥能登の高齢者2人が熱中症により亡くなっていることが判明。7月の「梅雨寒」から一転、猛暑に見舞われる県内では熱中症の救急搬送者が急増し、8月に入って5日までに114人に上った。65歳以上が半数を占め、専門家は「体温調節機能が衰えた高齢者は警戒が必要だ」と注意を呼び掛けている。
6日午後5時14分ごろ、かほく市余地の自宅横の畑で女性(87)が倒れていると帰宅した家族から119番通報があった。市消防本部によると、熱中症とみられ、既に亡くなっていた。
陽炎が立つ道路を歩く人たち=金沢市十間町 |
奥能登広域圏事務組合消防本部によると、7月下旬に穴水町の山中で作業をしていた70代女性が倒れているのを親戚が見つけた。8月上旬には珠洲市の自宅玄関前で倒れていた80代男性を近隣住民が発見し、119番通報した。いずれも搬送時は心肺停止状態で、病院で死亡が確認された。
県によると、熱中症による死者は2018年が1人、17年が0人、16年が1人、15年が1人、14年が0人だった。
県などのまとめでは、今年4月29日~8月4日の搬送者は336人に上る。高齢者(65歳以上)は174人で半数を超え、成人(18歳以上65歳未満)が109人、少年(7歳以上18歳未満)が50人、乳幼児(生後28日以上7歳未満)が3人だった。3週間以上の入院を要する重症者は7人。
県によると、熱中症による死者は2018年が1人、17年が0人、16年が1人、15年が1人、14年が0人だった。
県などのまとめでは、今年4月29日~8月4日の搬送者は336人に上る。高齢者(65歳以上)は174人で半数を超え、成人(18歳以上65歳未満)が109人、少年(7歳以上18歳未満)が50人、乳幼児(生後28日以上7歳未満)が3人だった。3週間以上の入院を要する重症者は7人。
7月は152人で、昨年より365人少なく、過去5年で最少だったが、8月に入って急増している。
熱中症に詳しい金沢学院大の平井敦夫特任教授(医学博士)は、患者数増加の要因として例年以上の気温変動の激しさを挙げる。金沢地方気象台によると、7月中旬まで金沢の平均、最高気温はともに平年を下回る日が続いたが、21日以降は30度を超える真夏日が続いている。
高齢者はエアコンが嫌いなのか
こうした生理学的な理由から高齢者が熱中症にかかりやすいことがわかるが、なぜ住居で熱中症にかかってしまうのだろうか。冷房をかけ、室温を下げることは熱中症の予防につながるが、前述したように温度の感知機能が低下しているので暑さを感じにくくなり、冷房をかけ忘れてしまうのだろうか。
過去の調査研究によれば、冷房を苦手と感じる高齢者は多いようだ。一方、高齢者はエアコンの設定温度を高めにする傾向があり、暑いから薄着になり衣服内の湿度を下げるというようなことにあまり意識が向かないのではないかという研究もある。衣服を含めた環境が高温多湿になり、気化熱による体温調節が効かなくなって熱中症にかかりやすくなるというわけだ。
そもそも高齢者には、熱中症は屋外でかかるものという意識の強い人が多い。日本の住居は戸建てか集合住宅か、築年数、周囲の環境などによってエアコンの効き方も異なる。 また、暑くてもエアコンをつけて寝ることが身体に悪いと思い込んでいる高齢者も少なくない。住居内でもかかる危険性があることを周知し、熱中症に対する予防意識を高めていく必要がありそうだ。
なによりも電気代より命が大切だということをインプットして、エアコン漬けの生活をしようかなぁ。
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