2019年8月18日日曜日

奥川の大活躍に感動

昨日の星稜・智辯和歌山戦は始まってから終わりの14回まで、手に汗を握り息を飲んでの観戦だった。
1点の攻防で激突した両校の熱戦だったが、奥川の素晴らしい投球が光った。
13回のタイブレークに突入して、去年の結末が頭によぎったが、14回ウラの福本の3ランホームランが出て熱戦に終止符が打たれた。

この福本だが、県予選では10打席安打ゼロで控えに回されていたという。この一撃で長打者福本の名を見事復活させた。
星稜がタイブレークを制し24年ぶりのベスト8進出である。
星稜福本3ランHR
星稜1死一・二塁、星稜・奥川(右から2人目)は星稜・福本のサヨナラ3ランで生還しガッツポーズ
十一回に奥川が足をつり、治療のため一度ベンチに退いた際には、智辯の西川はこう願っていたという。
「代わってほしくないと思っていました。奥川を打ち崩して勝ちたかったし、対戦が楽しかったから」 敵陣からも愛されている奥川である。美談だなぁ。

福本のHRが出たこの瞬間、奥川は号泣した。「上がった瞬間、抜けるかなと思いました。勝ったんだな、と。不思議な感覚でした」と語り、涙の理由について「向こうも本気で日本一を狙っていた学校で、日本一を取ってくれと黒川キャプテンに言われて込み上げるものがあった」と説明した。

右足がつるアクシデントもありながら、延長では安打を一本も許さず。「途中つったんですけど、それ以降は大丈夫でした。(交代の打診は)なかったです。言わなくても分かるというか、自分もいく気満々でした」と振り返った。 

結局、一人で投げぬいた奥川が23奪三振で完投。敗れた智弁和歌山は、3回戦突破とはならなかった。
星稜・林監督「奥川、末恐ろしい。こんな選手には一生めぐり合わない」 と称賛したという。

奥川の力投
高校野球奪三振の記録保持者は板東英二がトップ。二番手に江川卓と奥川が肩を並べたという。林監督のおっしゃるとおり、末恐ろしい奥川なのだ。

さて、昨日14回も投げた奥川だが、いくら何でも今日の第3試合の登板はないのだろうなぁ。
対戦相手は仙台育英。どうもこの高校は好きになれない。
去年の対桐蔭戦での足けり、昨日は敦賀気比戦で頭をめがけた死球。サイクルヒットを打った選手が救急車で病院に運ばれたというではないか!

昨日の試合で死球を頭部に受けた敦賀気比の選手
午後1時過ぎから開戦となる育英戦。是非、もやもや感をすっきり晴らして勝ち名乗りを上げてほしいものである。


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