2019年8月19日月曜日

星稜・奥川「おれは今日投げたくないぞ」伝令で仲間の笑いを誘う

仙台育英戦、終わってみれば17:1、「なーんだ、たいしたチームじゃないなぁ」。
試合開始を告げるサイレンの音が響き、星稜の攻撃から始まった。何せ去年選抜で大阪桐蔭を破った相手である。それも勝つ手段は選ばないというチームカラーに覆われているイメージが拭い去れない。一昨日も敦賀気比戦で頭にデッドボール、やっぱりなぁ・・・という思いが強かった。

4強は何と24年ぶりという。あの山本省吾が帝京に破れて24年も経ったとはだ。
平成7年8月、笹島構内にあった清算事業団の出資会社「レールシティ西日本名古屋支店」のテレビで仕事中にも関わらず対帝京戦を見守った。いつの間にかあの日から24年も経ったとはだ。(俺も年取ったなぁ・・・。)

それにしても4本のホームラン、17点もの得点、それも相手の得点は1点に抑えた!前日のタイブレークの点が取れない歯がゆさがまるで嘘のようだ。
さすが奥川は出ないだろうという予想は的中した。荻原の好投が光った。

今井の満塁弾が猛攻の口火を切った
6回には林監督から奥川に伝令の指示が出された。


「今日、俺は出たくない」とニコニコ顔で伝え、皆から笑い声がおきたという。
第12日第3試合(星稜17-1仙台育英、18日、甲子園)最高気温34度。この日も甲子園球場は猛暑だった。星稜の2年生右腕・荻原吟哉投手は仙台育英戦の七回、酷暑の影響で投球中に右手首をつりかけた。
ここで仙台育英のイメージを覆す行動があったのだ。
すると、仙台育英のベンチが動いた。異変に気付き、小濃塁外野手(3年)がコップを持って飛び出したのだ。「相手があって野球ができている。2年生だったし、こんなところでけがをしたら…と思っていきました」。自分で飲もうと用意していたスポーツドリンクを手渡した。

「先は長いんだからしっかり飲めよ」と語りかけると、荻原は「ありがとうございます」と応じ、コップに口をつけた。敵、味方を問わないフェアプレーにスタンドから拍手が起こった。 

仙台育英にもこんな選手がいるとは!
実はこのシーンをTVで見ていたとき、「まさか毒は入っていないだろうね」とつぶやくものがあった。それだけ育英のイメージが地に落ちていたのだ。
産経新聞は、「グラウンドに敵はいない! 星稜の2年生右腕に仙台育英・小濃が給水」と写真入りで善意を伝えた。

数々の場面で過去の星稜の戦いぶりが放送される。小松投手の活躍はともあれ、箕島戦18回延長戦、明徳義塾5敬遠等、むかつくシーンが脳裏を巡る。

明日の放送時間帯は病院受診予約が入っていてビデオしか見れないなぁ。

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