渋野は岡山市出身の20歳。2018年のプロテストに合格し、19年の国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」で初優勝、「資生堂アネッサレディス」で2勝目を挙げた。
日本勢では男女を通じ、77年全米女子プロを制した樋口久子(現LPGA顧問)以来2人目のメジャー優勝なのだ。
バーディーが決まった瞬間優勝! |
第1打はフェアウエーに置いた。第2打はグリーンをしっかり捉えた。最後は約5メートルのバーディーパットを3パット覚悟で強めに打った。思い描いたラインにボールを乗せた。ボールがカップに吸い込まれるとパターを持つ左手を高々と上げて満面の“日向子スマイル”。歓喜の瞬間を迎えた。
日本勢では男女を通じ、77年全米女子プロを制した樋口久子(現LPGA顧問)以来2人目のメジャー優勝。2度目の挑戦で昨夏のプロテストに合格してから、ちょうど1年。「笑顔のシンデレラ」が、ついに、世界の頂点に立った。
今朝のワイドショーでは特集を組んだ。なにせ底抜けに明るい性格が見えた。コースの移動中か、おにぎりをパクついたりお菓子をもぐもぐしたりとか、プレッシャーなるものが全くないような振る舞いであった。
袋を持って何本もむやむしゃしていた |
「42年ぶりに優勝って、昨日までネットで見ていたので、なんかすごいことをしてしまったんだなって思いますけど、まだ実感もないですし、なんで私が優勝しちゃったんだろうって思っていて。優勝した理由が分からなくて、なんとも言えないです 」と答えていた。
賞金で何を買うかとの質問に「死ぬまでのお菓子」と答えた |
渋野のソフトボール愛はすごい。ゴルフと並行して小2から小6まで続け、打順は主軸となる3、4、5番を打っていた。小4からは投手として活躍し、全国レベルの最速95キロを誇ったという。
6月に東京ドームで開催されたソフトボール大会の上野投手を見に行った |
小6で遠投58メートルを記録し、握力も50キロと並外れている。現在もオフの期間はOGとして岡山にある少年団の練習に参加する。「ソフトボールはゴルフより好き。東京五輪決勝は絶対見に行きたい」と語っていたらしい。
いやはや渋野日向子という昨日まで全く知らなかったヒーロの存在感がドーンと自分の前に居座った。フアンになってしもうたぞ!
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