2019年7月26日金曜日

何をやっても「焼け石に水」なのか?

JR東日本がJR北海道に車両を貸し出し協力して、「風っこそうや」を明日(27日)から運転するという。
その試乗会が先日実施された。

JR北海道は23日、地元の観光ボランティアらを招いて試乗会を行った。同日朝に稚内駅(稚内市)を出発した列車は、約130キロ南の音威子府(おといねっぷ)駅(音威子府村)に向けサロベツ原野を駆け抜けた。

窓ガラスなし 自然の風を浴びて爽快
稚内市民観光ボランティアガイドの臼井立身さん(71)は「道北の美しさを車窓から感じてもらい、観光客が少しでも増えればうれしい」と話した。
風っこそうやは、稚内―音威子府駅間で7月27日~8月12日の土日祝日(7日間)、旭川―音威子府駅間で8月17日~9月8日の土日(8日間)に運行する。


日本最北の鉄路・JR宗谷線を走る観光列車「風っこそうや」の運行が27日から始まる。昨年9月に発生した北海道地震の復興支援などを目的に、JR東日本が、東北で運行する観光列車「びゅうコースター風っこ」の車両を貸し出した。  車両の窓ガラスは外され、北海道の雄大な景色を、風を感じながら堪能できるのが特長。 





そのJR北海道だが、単年度赤字400億円以上という1日1億円以上の赤字を計上している会社が経営改善のためにやることではないはずだが、次々と赤字路線と称して廃線の数を増やし続けている。
中間決算時点での北海道新幹線の赤字額が100億円ということは、会社としての最大の不採算部門を切り離しさえすれば、夕張線や札沼線などの路線も廃止する必要はなくなるかもしれない。でも、それができないのだ。
数字的なものよりも、駅を廃止にして路線を廃止にすることは、外部に対して「一生懸命経営改善している」というアピールをすることができる大きな手段なのだ。なぜなら、経営改革の基本である「入るを図りて、出ずるを制す」が、JR北海道の場合行うことができないからなのである。 

営業中だった頃の幸福駅
中間決算時点での北海道新幹線の赤字額が100億円ということは、会社としての最大の不採算部門を切り離しさえすれば、夕張線や札沼線などの路線も廃止する必要はなくなるかもしれないのだ。でも、それがないのだ、絶対不可能なのだ!

北海道のPR広告に「試される大地」と大きく書かれているのをよく見かけるが、それは違うのではないだろうか?
本当に試されるのは北海道の大地ではなくて、吾々内地(本州)の人間なのだとある人がいう。
そう、JR北海道の問題で本当に問われているのは「試される内地」なのではないだろうか・・・・という意見にもろ手を挙げて賛同である。 


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