2019年7月21日日曜日

分厚い懸賞金の束をものにした!

7勝を上げてから3日連続の負けを喫していた炎鵬が、ついに入幕以来の勝ち越しを決めた。この取り組みには何と10本もの懸賞金が懸けられていた。
輝に突き出され、照強に惨めな負け方を喫していただけに、昨日は闘志満々で臨んだ。そのためか、2度も立ち合いがならず仕切り直ししての一戦だった。

仕切り直し

巨体を寄り切った!
3回目に立ち上がると、炎鵬は左で前廻しを狙うが取れず、妙義龍に押されるも左に回り込んで土俵中央。低く潜り込んだ炎鵬は、二本差すと極められかけた首を抜いて必死に寄り立てる。ついに妙義龍を土俵外に出し、幕内での初勝ち越しを決めた。

「やっと勝てたという思いです。緊張で硬くなったけど、しっかり当たって自分の相撲が取れた。勝ち負けを考えず、思い切りぶつかっていきました」と炎鵬。

勝ち越しに王手をかけながら勝てない日々が続き、「本当に苦しかったですね」と涙をぬぐった。幕内での初勝ち越しということで、技能賞獲得も濃厚だろう。あの小さな体で勝つには、技能がなければ話にならない。是非、あげてほしい。



勝ち名乗りを受け滲んだ涙を拭った。さらに花道でも涙は止まらなかった!

先場所から苦しい思いが続いていたのでなおさら「涙」は止まらなかった
体重100キロ未満の力士としては、97年秋場所の舞の海以来22年ぶりの幕内勝ち越しとなった。込み上げてくる熱い思いを抑え切れなかった。入幕2場所目の炎鵬が“10度目”の挑戦でついに勝ち越しの壁を破った。「やっと勝つことができました。7勝した後に勝てなくなって、何度も心が折れそうになったけど、周りの皆さんから温かい言葉を掛けてもらい励みになりました」。支度部屋では目頭を押さえ、タオルで何度も涙を拭った。 


昨日のNHKのニュースや民放のスポーツニュースでも炎鵬の取り組みをトップで流していた。今日は千秋楽。大翔鵬との1番だが、9勝目をあげてもらいたいと願うのは欲張りすぎか。


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