2019年7月22日月曜日

活動資金凍結という愚挙

アンデルセン童話に「はだかの王様」という話がある。
この話というのは、地位の高い人で、周囲からちやほやされて批判や反対を受けないために、本当の自分がわからなくなっている人のたとえなんだとか。
それによく似た人間が、自分の思うがままコントロールできる二人の操り人形を、ある機関に送り込んだ。

送り込まれた二人は従来方式を全面的に改め、理想とする新しい公民館運営の実現を強力に実施する決意を新たにし、早速その行動に移した。
まず抵抗勢力と思われる者の排除から着手した。
はだかの王様が気に入らない公民館委員のある部長をターゲットにして罷免することにして館長から辞任要求を出させたという。ご丁寧に謹慎期間も設けたという。

それとは別に、公民館活動の諸経費に充当するため、公民館委員に「花」を集めてくるよう指示が出された。その必要性が理解できないため、公民館委員の抵抗は大きくその動きはなかった。
公民館委員は町会組織の委員と同一であるがごとき動きである。

6月の委員会で唐突に社会体育大会を中止すると宣告したのだが、7月に入って今度は盆踊り大会を中止すると発表された。
この動きとは別に、公民館委員は辞任に追い込まれた部長の復帰を館長に申し入れたが、聞く耳は持たないという。

平成26年公民館委員定例会
そして現在、何と40数名の公民館委員全員が1枚岩となって要求しているという。
これが「やむを得ない事情で」中止された盆踊り大会の舞台裏である。

盆踊り大会の準備に活躍する公民館委員
社会体育大会の準備作業で忙しく立ち回る公民館委員
公民館運営を自ら描いた方式実現のため、「はだかの王様」は誰も予想し得ない愚挙に出ることを思いついた。
何と何と公民館分配金を凍結したのだ。戦時中じゃあるまいに、何が何でも改革のためと称してごり押しするはだかの王様一族にあきれ返るばかりである。
誰か「あんたははだかの王様だ」と言える勇気のある者はいないのかなぁ。



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