2021年9月4日土曜日

城内キャンパス

金沢城公園が整備されたのは、金沢大学城内キャンパスが角間に移転してからである。金沢城址にあった旧丸の内キャンパスは、城内キャンパスとも呼ばれた世界的にも珍しい城郭内のキャンパスであり、大学本部の他、教養部、法文学部(1980年以降は法、経済、文学部)、教育学部、理学部、サークル棟等が置かれた。歴史と自然が調和したアカデミックな雰囲気溢れる「お城のキャンパス」は学生や教職員はもとより、市民や観光客にも親しまれたが、文化財のため建物の増設が制限されることや手狭になったこともあり、現在は郊外の角間町(角間キャンパス)に移転した。

現在の金沢城公園
金大が角間に移転開始したのが1989年(昭和61年)、移転完了が平成7年である。まだ城内キャンパスだった平成3年3月、このキャンパスに用事があったので入城したことがある。用事というのは、二女が入試合格発表のため本人のほか、級友2人を乗せて合格発表掲示板を見に行くためだった。

昭和45年当時の写真
何処に駐車したのか覚えが全くないが、城内駐車場はオフリミットだったので、園下駐車場かもしれない。
合格者の名前が記載された掲示板は数カ所並んでいたが、恐らく同じ発表内容だったのだろう。恐る恐る掲示板の合格者番号を目で追った。そして、名前を見つけて思わず「ヤッター」と雄叫びを上げた。新聞に合格を喜ぶ姿の写真が掲載されたが、自分の姿が映っているではないか!

娘が1年半ほど通学して角間に場所が変わった。角間は遠い・・・等々、ブツブツ言いながら
中古車を運転して山越えして角間に通学した。
そんな出来事が蘇った城内キャンパスのあった頃の写真である。

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