香林坊交差点にあった「でべそ」？

今と昔の写真で、今回は香林坊。香林坊は今も昔も金沢を代表する交差点。今から遡ること60年の昭和36年である。

ちょっと見えにくいが交差点中央付近にぽつりと写っているのがでべそ
実はこの構造物は市電のポイント切り替えの施設
この中に冷暖房なしで作業に当たった

市電廃止の昭和41年まで機能した

交差点左横の建物には北国書林、地下には喫茶店もあった。現在は109の建物だが、この建物の後ろ側（左側）に用水があり、それから長町側には映画館街があった。

　

日活付近の人通りがかなりある

位置図の赤丸で示したパリー菊水は洋画専門館だった。高校時代に何度か行ったことのある映画館で往時が懐かしい。

そして現在は、

令和3年5月の香林坊交差点付近

東急ホテルの影でごく一部しか見えていないが、四角屋根の日銀がある。昭和36年の写真では明瞭に確認できるが、この建物も広岡地内（駅西）に移転が予定されている。で、この跡地をどうするか、金沢市が中心となって検討中となっている。

どんどん変わっていく香林坊交差点付近の風景である。