2019年5月5日日曜日

たった1日で風景が一変

10連休も明日1日を残すのみとなった。サラリーマンにとっては家族とのふれあい、非日常体験である旅行、あるいは健康増進などで長期間の休日を楽しまれていると思う。
年中連休の身になって12年も過ぎた。連休しかない行事も多いので出歩いたことも多かったのだが、ここ2年ほど肺炎球菌や癌の手術で連休前後は入院していたこともあって、連休が終わればどこも空いた状態に戻るので、ジッとしている方がいいかなと思うようになった。

ここ2,3日は好天に恵まれた。昨日はウオーキングルートを変えた。国道8号線の歩道を歩き、イオン前の横断歩道を渡ってイオン店内に入った。4階の映画館街で上映映画は何かを確認したり、2階の100円ショップを覗いたりしてから外に出て、牛殺川沿いを歩いた。川面に魚がバチャバチャしているのでしばらく眺めていたのだが、20cm以上はあると思われるフナが2匹騒いでいた。

この川には相当大きな魚が沢山いそうな気がする。釣りをやってみたい気持ちが湧いた。
そういえば、何度かここに来たのだが、釣りをしている人の姿を見たことがない。
今の若い人達は、車の関心もなく免許も取らず、スマホやパソコンをやっている方がよっぽど楽しいと思っているのだろうか・・・と思いつつ歩いた。

このあたりの住宅は全て真新しい。スマートなアパートも多い。イオンが進出してから急激に新しい街並みができた。20年前は国道8号線から海側は瑞樹団地まで田園地帯だったのだが、そんな面影の片鱗さえ見えなくなってしまった。
福久北交差点の地下道をくぐっていつものウオーキングルートに戻った。
しばらく歩いて行くと畑仕事をしている人に挨拶したら、すぐ近くまで来て時事談話となった。

再び歩き始めたのだが、辺りの風景が一変しているのに気付いた。2,3日前までは田んぼに水を張っている人に出会ったのに、何と余すところなく田植えが全て終わっていたのである。

田植えが全て終了した風景に変わっていた
団地の隣接地の田圃
小学生の頃、「農休み」という休みがあったことを思い出した。冬休みの期間を短くして6月初旬頃を1週間休みにしていた。
老いも若きも子供も総動員した田植えであったが、今では田植え機があっという間に作業を終える。

農業も全て機械化され省力化となったのだが、耕運機、田植え機、コンバインなどの維持管理費が嵩んで農業から離れる人が相ついでいる。作業時期が集中するため、農機具のレンタルは無理だという。なので個人々々で数種類の農機具を揃えなければならないという話を聞いた。
内灘あたりまで広がっている広大な田圃の風景を眺めて、これからの農業はどうなるのだろうと心配が尽きない。


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